映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ボルベール<帰郷>』

2007年07月17日 | Weblog
ボルベール<帰郷> - goo 映画
よい

ペドロ・アルモドバル 監督
ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス、ブランカ・ポルティージョ、ヨアンナ・コボ、チュス・ランプレアベ、アントニオ・デ・ラ・トレ 出演

夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷の叔母が死んだ」と知らせが入る。

どっしりと見ごたえのあるドラマ。
映画会社の宣伝である女性賛歌三部作というのはどうでもいいが、女と死と秘密がアルモドバル作品の核になっているのはまちがいないし、それらによって生きること、人生を観る者たちにも考えさせる。

簡単に言ってしまうと、娘を守ること、生きることに必死で始終笑顔を見せなかったペネロペ・クルスがエンディングにおいて、些細なことでカルメン・マウラに甘えた表情を見せる物語。

そこに至るまでの過程はさまざまなことがあり、驚いたり、調子よすぎたり、笑えたりする。

歌のシーンとカルメン・マウラがヨアンナ・コボに教える親娘がうまくいくコツは、泣ける。

『シェフと素顔と、おいしい時間』

2007年07月17日 | Weblog
シェフと素顔と、おいしい時間 - goo 映画
ふつう

ダニエル・トンプソン 監督
ジャン・レノ、ジュリエット・ビノシュ、セルジ・ロペス、スカリ・デルペラト、カリーヌ・ベリ、ラウール・ビレリー 出演

恋人から逃げる女と恋人を追いかける男が、空港で図らずも一夜を共にするハメになり、次第に惹かれ合っていく姿をロマンティックに描く。

冒頭のアメリカ映画を観て怒られたとか、ジャン・レノとジュリエット・ビノシュの会話シーンはおもしろいが、そのほかがおもしろくない。
コメディと名のっているようだが、ハートウォーミングドラマ。
人がいいのに、性格に難ありというキャラクターはわかるが、それとは別に、匂いに弱いと聞いた直後にスプレーしたり、元シェフなのにドレッシングをひっくり返したりというギャグが笑えない。

時間が短いのはいい。

『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』

2007年07月17日 | Weblog
ふつう

ドン・マンシーニ 監督
ジェニファー・ティリー、レッドマン、ハンナ・スピアリット、ジョン・ウォーターズ、トニー・ガードナー、ブラッド・ドゥーリフ、ビリー・ボイド 出演もしくは声の出演

わはは、やられた。単なるホラーだと思ったら、カルトコメディだった。
登場人物がどっかで見たけど思い出しにくい人ばかりだ。
ジェニファー・ティリー、ウォシャウスキー兄弟の『バウンド』の主人公やっていた人だ。パパラッチで殺される人がジョン・ウォーターズだ(ふつう顔はわからんよな)。ブリトニーはホンモノか? 主人公が助けられて病院にいるときの新マネージャーもどっかで見た顔だが、誰だかわからない。

『サイコ』と『シャイニング』のパロディはわかるが、あとが細かすぎてわからない(グレンとグレンダとかね)。
ホラー映画としてはすでに壊れてパロディ映画になったのだと思うが、ホラーの部分がいらないと感じるところがあった。