映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『インランド・エンパイア』

2008年03月25日 | Weblog
ふつう

デヴィッド・リンチ 監督
ローラ・ダーン、ジェレミー・アイアンズ、ハリー・ディーン・スタントン、ジャスティン・セロー、カロリーナ・グルシュカ、スコット・コフィ、グレイス・ザブリスキー、ダイアン・ラッド、ジュリア・オーモンド、アマンダ・フォアマン、ジョーダン・ラッド、スタンリー・カメル、メアリー・スティーンバージェン、ローラ・ハリング、ナスターシャ・キンスキー、マイケル・パレ、ウィリアム・H・メイシー、裕木奈江、ピーター・J・ルーカス、クシシュトフ・マイフシャク、エリック・クレーリー 出演

街の実力者である夫と豪邸に暮らす女優ニッキー。彼女は新作映画の主演に抜擢され、再起を狙う。しかし、不倫を描いたその作品「暗い明日の空の上で」は、曰く付きのポーランド映画「47」のリメイクだと知らされる。そして、映画のストーリーとリンクするようにニッキーは共演者デヴォンと不倫に溺れていく。また映画の中では、ニッキー演じるスーザンが愛憎に巻き込まれ、そこへ「47」の舞台ポーランド、50年代風の部屋に佇む3人のウサギ人間たち、部屋で独りテレビモニターに見入るロスト・ガール、といった不可解な世界が複雑に絡み合っていくのだった。

上記のストーリー説明で自分も少しわかりやすくなった(笑)。
飽きることはないが、理解を深めることもできなかった。

だいたい、ポーランドの民話の映画化でなんでハリウッドを舞台にしているところがあるのか? リメイクだからか(笑)!

「インランド・エンパイア」ということばが映画が始まって2時間くらいで出てくるが、それもはっきりしなかった。

悪くはないのだが、これまでに観たリンチ作品(『マルホランド・ドライブ』、『ロスト・ハイウェイ』を含む)の中で、ストーリがもっとも理解しづらかった。

作品中で「どれが先のことで、どれがあとのことだかわからない」というような発言があったが、観るものもそのように割り切って接したほうが楽になるかもしれない。

写真の右端に写っているのが裕木奈江。ナスターシャ・キンスキーはどこに出ているのかわからなかった。おそらく売春婦がいっぱいでているところではないかと思うが……。