映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『12人の怒れる男』

2009年04月25日 | Weblog
12人の怒れる男 - goo 映画

ふつう

ニキータ・ミハルコフ 監督
セルゲイ・マコヴェツキー、ニキータ・ミハルコフ、セルゲイ・ガルマッシュ、ヴァレンティン・ガフト、アレクセイ・ペトレンコ、ユーリ・ストヤノフ、セルゲイ・ガザロフ、ミハイル・イェフレモフ、アレクセイ・ゴルブノフ、セルゲイ・アルツィバシェフ、ヴィクトル・ヴェルズビツキー、ロマン・マディアノフ、アレクサンドル・アダバシャン、アプティ・マガマイェフ 出演

ロシアでチェチェンの少年がロシア軍将校だった養父を殺害するという事件が起きた。少年は第一級殺人の罪に問われ、検察は最高刑を求刑。有罪となれば一生刑務所に拘束される運命だ。審議が終了し、市民から選ばれた12人の陪審員は、改装中の陪審員室の代わりに学校の体育館に通された。携帯電話も没収され、全員一致の評決が出るまで幽閉されることに。12人の長い長い審議が始まった。



長い(160分)!!
陪審員たちが個人の過去や心情を吐露するところがありえないし、おもしろくない。もちろんありえないことを映画作品にしてもいいのだが、それならばすくなくともおもしろさは保っていただきたい。

陪審員制度のおもしろさならばオリジナルのシドニー・ルメット版がはるかに上だし、ロシアの民族的な問題を扱うには表面的なことしか出てきていない。

エンディング近くで最後に有罪を主張したところあたりを拡大すれば、オリジナルにはないおもしろさを提案できたかもしれない。