映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『七瀬ふたたび』

2011年11月08日 | Weblog
ふつう

小中和哉 監督
芦名星、佐藤江梨子、田中圭、前田愛、ダンテ・カーヴァー、今井悠貴、河原雅彦、大杉漣、平泉成、吉田栄作 出演

他人の心が読めてしまうテレパスの火田七瀬にとって、その能力はうれしいものではなかった。かつて列車で出会った予知能力者の了は、互いに惹かれ合いながらも、七瀬に心を読まれるのを恐れて決して逢おうとしてくれない。そんな七瀬は、同じくテレパスの少年ノリオとテレキネシス(念動力)の黒人青年ヘンリーと北海道の湖畔の家に暮らしていた。ある時、彼らの命を狙う謎の組織の存在が明らかとなる。やがて、親友の瑠璃を殺された七瀬は、彼らに立ち向かうことを決意する。一方、ある事件を執拗に追い続ける初老の刑事・山木も、次第に七瀬へと迫っていくが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=335924#1



レンタルで観たのだが、中川翔子監督の『七瀬ふたたび プロローグ』の部分がない! もうそれだけで大きな減点である。劇場版にあったのだからそのまま見せろや。


映像化してもそれほどおもしろくない原作をどのように見せるのかが課題であったはずなのだが、その回答が佐藤江梨子だけというのは、佐藤江梨子はよかったけれども残念である。

おもいっきり原作通りにして暗く陰惨に終わるか、才能あふれる脚本で希望や明るさを導入できるかなのだが、どちらにもなっていない……。