映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『崖っぷちの男』

2015年06月01日 | Weblog
わるい

アスガー・レス 監督
サム・ワーシントン、エリザベス・バンクス、ジェイミー・ベル、アンソニー・マッキー、エド・バーンズ、タイタス・ウェリヴァー、ジェネシス・ロドリゲス、エド・ハリス 出演

マンハッタンの高級ホテル。ひとりの男が21階の窓枠を乗り越え、幅わずか30cmの縁に立ち、いまにも飛び降りようとしていた。街中が騒然とする中、男は交渉の相手として女性刑事リディアを指名する。やがて男の素性が、NY市警の元警察官ニック・キャシディと判明する。ニックは30億円のダイヤ横領の罪で服役中で、父親の葬儀で仮出所中に脱走したのだった。ニックはヤジ馬が見守る中、リディアに対し自らの潔白を証明しようとする。しかしその背後では、ニックの指示を受けた弟ジョーイとその恋人によってある計画も秘かに進行していくのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341804#1





ビルの屋上で爆破して中にはいる……。報道や警察のヘリがいたらすぐにバレそうである。そのあとでヘリが実際に出てくるし。

ラスト近く、なぜエド・ハリスが弟をつかまえてホテルの屋上に来るのか? 危険なことはすべて警察に頼むんじゃなかったか? 

このようにリアリティ・もっともらしさがまったくない。最後に渡す指輪のところまで!

脚本(パブロ・F・フェニベス)が、たぐいまれなクソである。

『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』

2015年06月01日 | Weblog
よい

ローレン・グリーンフィールド 監督

無一文からアメリカ屈指の大富豪に成り上がったデヴィッド・シーゲルとその妻で元ミセス・フロリダのジャッキー。2人はアメリカ最大の邸宅を作るという野望を抱き、その実現のために総工費100億円をかけた大豪邸、通称“ベルサイユ”の建設に乗り出す。写真家兼映像作家のローレン・グリーンフィールド監督は、そんなシーゲル夫妻のアメリカン・ドリームをカメラに収めるべく密着取材を開始する。その矢先、リーマンショックによる世界的金融危機が起こり、夫妻の莫大な資産は一夜にして霧散し、代わりに1,200億円もの借金を抱えるハメに。浪費家だったジャッキーも、厳しい現実を受け入れようといささかピント外れながら、彼女なりに節約生活を開始するが…。本作は、そんな図らずも目撃することになった大富豪のド派手な大転落の顛末を記録したドキュメンタリー。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349119#1





アメリカン・ドリームのドキュメンタリーにしようとしたら、途中でリーマンショックがやってきて夢敗れる話になってしまったという……。

だから、ベルサイユは作品内では完成していないし、ジャッキーも住むことはできていない。

不動産会社の営業のえげつなさはすこし出てくるが、後半はそれよりも銀行のえげつなさのほうが目立ってくる。
思わず主人公たちを応援したくなるのだ(笑)。