映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ドム・ヘミングウェイ』

2015年06月20日 | Weblog
ふつう

リチャード・シェパード 監督・脚本
ジュード・ロウ、リチャード・E・グラント、デミアン・ビチル、エミリア・クラーク、ケリー・コンドン 出演

かつて凄腕の金庫破りとして暗躍したドム・ヘミングウェイは、ボスの身代わりとして12年間の服役生活に耐えてきた。ついに出所した彼はその報酬としてボスから多額の現金を受け取るが、ハメをはずしすぎて現金を持ち逃げされてしまう。一文無しになった彼は、疎遠になっていた娘エブリンのもとに押しかけるが……。
ストーリーは映画.comより
http://eiga.com/movie/81485/





冒頭、刑務所内で性処理をしているように見える(笑)。しかも女性が! こんなことあるのか?

はっきりと前半エピソードと後半エピソードとに分かれていて、そのつながりかたがとてもヘタクソ(笑)。

エンディングが都合がよすぎる甘さ!

話の進むテンポは悪くない。

『NO』

2015年06月20日 | Weblog
よい

パブロ・ラライン 監督
ガエル・ガルシア・ベルナル、アルフレド・カストロ、アントニア・セヘルス、ルイス・ニェッコ、マルシアル・タグレ、ネストル・カンティジャーナ、ハイメ・バデル、パスカル・モンテーロ 出演

1988年、ピノチェト独裁政権下のチリ。ピノチェト大統領の続投に対して、信任(YES)か不信任(NO)かを問う国民投票が行われようとしていた。そんな時、敏腕広告マン、レネ・サアベドラのもとに友人で“NO”陣営の中心人物でもあるウルティアがCM制作の依頼にやってくる。投票までの27日間、両陣営に対し1日15分間のテレビ放送枠が許されたためだが、選挙自体が独裁への批判をそらすための出来レースと冷めた見方のレネは気乗りしない。それでも引き受けることを決意したレネは、プロのプライドを懸けてCMづくりに奮闘する。しかし出来上がったCMは、そのあまにも能天気な内容にNO陣営の幹部は眉をひそめるばかりだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348796





そこまで笑えるような要素はないが、おもしろい。

主人公と、勤める会社の社長との関係が心憎い。ありがちな金や権力でのゆさぶりをかけてくるが、戦いのルールは守っているのだ。

主人公と嫁さんが別居しているのはわかるが、その別居先に別の男性がいるのがよくわからない。

退屈な正論ばかりを訴えるのではなく、広告屋の流儀で進めようとするところがいい。仲間内でもぶつかることもあるが。

『ウィンターズ・ボーン』

2015年06月20日 | Weblog
よい

デブラ・グラニック 監督
ジェニファー・ローレンス、ジョン・ホークス、シェリル・リー、デイル・ディッキー、ギャレット・ディラハント、ローレン・スウィーツァー、アイザイア・ストーン、アシュリー・トンプソン、ケヴィン・ブレズナハン 出演

アメリカ中西部ミズーリ州のオザーク高原。現代のアメリカ社会から見捨てられたかのような貧しい寒村。心を病んだ母と幼い弟妹を抱え、一家の大黒柱として懸命に生活を切り盛りする17歳の少女、リー。とうの昔に家を出ていた父が、自宅を保釈金の担保にしたまま失踪してしまい、自宅差し押さえの窮地に陥る。家と家族を守るため、自ら父親の捜索に乗り出すが、親族はじめ村人たちは父親の存在をタブー視するようにリーを追い返す。それでもひるむことなく、ついには危険な闇社会にも足を踏み入れようとするリーだったが……。
ストーリーはallcinemaより





貧困と血縁社会と犯罪組織。

敵側もドリー家のことをよく知っているようなので、もうちょっとうまくまとめていれば、ここまで面倒な状況にはならなくてよかったような気もする。

あれほど会うのを恐れていた親玉がどうして牛のセリにいるということが主人公にわかったのか?

ラストはエグい。