映画日記(ためし)

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『サン・ジャックへの道』

2008年08月18日 | Weblog
サン・ジャックへの道 - goo 映画

よい

コリーヌ・セロー 監督
ミュリエル・ロバン、アルチュス・ドゥ・パンゲルン、ジャン=ピエール・ダルッサン、マリー・ビュネル、パスカル・レジティミュス、エマン・サイディ、ニコラ・カザレ、マリー・クレメール、フロール・ヴァニエ=モロー 出演

ストレスで薬に依存している兄ピエール、頑固なオバサン教師クララ、アルコール漬けで文無しの弟クロード。険悪な仲の兄姉弟が、亡き母の遺産を相続するためフランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで1500kmにも及ぶ巡礼路を一緒に歩くはめになった。このツアーの同行者は、ガイドのギイ、山歩きと勘違いして参加した女の子エルザとカミーユ、アラブ系移民の少年サイッド、従兄弟サイッドにだまされ、二人分の旅費を母親から出してもらったラムジィ、物静かな女性マチルド。9人の男女が、様々な思いを胸にフランスのル・ピュイから旅の一歩を踏み出した。

宗教や人種などの重いテーマを軽やかに描いた作品。
カトリックの聖地巡礼のロードムービーだからといって、カトリックへの批判的な目も忘れていない。
メインは三兄弟の話だが、参加者それぞれにおおかれすくなかれ問題を抱えており、それらが徐々に明らかになっていく。
三兄弟の夢が途中途中で挿入されるが、これもおもしろい。

ハッピーすぎるエンディングはわたしの好みではないが、まあ許容範囲。

タイトルは「サン・ジャック」だが、作品中では「サンチャゴ」としか言っていない。なぜだ?


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