映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ハーブ&ドロシー』

2013年02月05日 | Weblog
よい

佐々木芽生 監督
ハーバート・ヴォーケル、ドロシー・ヴォーケル、チャック・クロース、 ロバート・マンゴールド、リンダ・ベングリス、リチャード・タトル、ローレンス・ウィナー、 河原温、ソル・ルウィット、クリスト&ジャンヌ=クロード 出演

マンハッタンの質素なアパートに暮らすヴォーゲル夫妻は、日々美術展を巡り、気に入った作品を愛で、熱心にアーティストと語らう。家に帰れば1LDKの間取りを所狭しと埋め尽くした4000点ものアートの数々が待っていた。元郵便局員のハーブと元図書館司書のドロシーが慎ましい生活を送りながら40年の歳月をかけて買い集めた現代アートの膨大で貴重なコレクションは国立美術館に寄贈されることになる。
ストーリーはgoo映画より
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD17079/index.html





ひたむきなアート愛好者夫婦の物語。

彼らの特徴は入手した作品を絶対に売らないこと。お金儲けが目的ではないから。
奥さんの稼ぎを生活費に当てて、旦那さんの稼ぎを美術品購入に使う。旦那さんの仕事は郵便局内での作業。そんなに高収入ではない。どうするか。ギャラリーを通さずにアーティストと直接交渉をする、まだ有名になる前のアーティストにあたる、作品や作者をを理解した上で交渉する……。
この地道な行動の繰り返しが信頼につながり、確固たる位置を築いていく。

ハーブ&ドロシーのコレクションが国立美術館に譲渡されることが決まったとたんに、自分の作品をプレゼントするアーティストがでてきたそうだ。そうすれば自分の作品が国立美術館に収納されることになるから……。
全部返却したそうだ(笑)。


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