映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『まぼろし』

2008年01月14日 | Weblog
よい

フランソワ・オゾン 監督
シャーロット・ランプリング、ブリュノ・クレメール、ジャック・ノロ、アレクサンドラ・スチュワルト、ピエール・ヴェルニエ、アンドレ・タンジー 出演

マリー(シャーロット・ランプリング)とジャン(ブリュノ・クレメール)は、幸せに連れ添って25年になる50歳代の夫婦。例年の夏のように、フランス南西部のランド地方にヴァカンスにやってきた2人だったが、マリーが浜辺で昼寝している間に、夫が突然消えてしまう。大きなショックを受けたマリーは、パリに戻っても、ジャンとの日常生活が続いているような会話をし、ジャンの幻覚を見て暮らしていく。

邦題が気に入らない。原題は「砂の下で」という意味らしい。
さまざまな観方ができるのに、邦題のせいでやや固定される可能性がある。

以下ネタバレ






夫のいない常識世界を選ぶか、夫のいる非常識世界を選ぶのかの決断までを丹念に描いていく。
その過程で友人との関係、愛人との関係、姑との関係が現実的に(常識的に)挿入されていく。

むかしある女性がセックスは温度とにおいとことば(←ことばのところは自信なし。忘れた)と表現したことがあったが、そこに重みを加えても問題ないだろう。


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