映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『わが青春のマリアンヌ』

2013年12月09日 | Weblog
よい

ジュリアン・デュヴィヴィエ 監督・脚本
マリアンヌ・ホルト、イザベル・ピア、ピエール・ヴァネック 出演

TSUTAYAで借りたフランス語版を観たのだが、ネット上に資料が少なく、MovieWalkerによると「フランス語版とドイツ語の両国版が平行して作られ、二組の配役のもとに同じ場面の撮影が二度ずつ行われた」そうである。

わけありの生徒が多い寄宿学校に、アルゼンチンからやってきたヴァンサンが加わった。動物からも愛されるような魅力を持ったこの少年も、母親の再婚という差し迫った問題を抱えていた。どこの学校でもまじめグループと不良グループに別れるが、彼は誰とでもへだてなくつきあい、寝室は不良グループのひとりと一緒になった。不良グループは「共通の秘密」を持つために、あることを計画する……。





青春のモヤモヤ、もっとわかりやすくすると第二次性徴期以降の性欲や体力や暴力やおろかさや裏切りを、美しく描いた作品。比重は軽いが、女子のそれらをも描いているのも貴重であろう。

みにくくリアルに描くと『台風クラブ』になるのではないかと思う。

以下ネタバレ







主人公の執着の対象が母親から恋人(母親そっくり)に移動し、学校を出て(再婚している)母親のもとへもどるよりも恋人探しにでかける方を選ぶ物語。

これを若いときに観て、影響を受けた人も多いらしい。詳しくは町山智浩さん関連のページを探すこと。


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