映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『蛇イチゴ』

2009年09月12日 | Weblog
よい

西川美和 監督・脚本
宮迫博之、つみきみほ、平泉成、大谷直子、手塚とおる、絵沢萠子、寺島進、蛍原徹、笑福亭松之助 出演

明智家の娘・倫子は、幼い頃から真面目で優秀。現在は小学校で教師をしており、同僚で恋人の鎌田との結婚を控えている。そんな彼女は働き者の父、優しい母、ボケてはいるが明るい祖父に囲まれ、平穏な毎日を過ごしていた。だがある日、痴呆の進んだ祖父が亡くなり、その葬式に10年間も行方知れずだった長男・周治が姿を現わしたのをきっかけに、一家の和やかな雰囲気が一変する。やがて、世渡り上手の周治は、家族に内緒で多額の借金をしていた父の窮地を救い、家に迎えられるのだが、倫子だけはお調子者の兄をどうしても受け入れることができずにいた…。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240893



世界と同じように、日本にもさまざまな問題がある。
その問題を徹底的にリサーチし、視点をずらし(その問題を直視するのではなく)、フィクション化し、映像化する。
これが西川美和の手法だと思う。もちろん、視点のずらし方、フィクション化の味つけに個性が出てくるのだが。

喪服のつみきみほで男性のビジュアル的な欲求を満たしつつ(最高である)、宮迫博之、平泉成、笑福亭松之助でコメディ的な欲求を満たし、大谷直子で人間の怖さを学習できる。

『ディア・ドクター』と『ゆれる』も観たが、エンディングがあいまいなのはこの監督の癖のようだ(笑)。


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