で、早速、口直しのステーキを。
100gなら熟成黒毛和牛サーロインステーキでも大丈夫だろう、と思ったらやっぱり3000円超え。
しかし、中身は「たいめいけん」の数百倍良かった。
ま、ちゃんとした黒毛和牛だからね。
山わさびだの粗びき黒胡椒など付けて楽しみながらも、やっぱりそのままでも美味い!
ま、おかわりだから100gで十分。
ミディアムレアの肉と玉ねぎのみ。
このシンプルさがいいよね。
あんまり肉がいいもので訊いたらA3なんだね。
A5ではなく。
A5だと脂身が強すぎてしつこい、と。
たしかにnaniwaenのA5の肉は静かでお洒落ながらインパクトがあったが、
せいとうのA3の肉はさらに微妙なちょうど良さがある。控え目、というかちょっぴり奥ゆかしい。でも、タレなど一切不要!
いろいろ教えてもらった上にビール1杯無料券までもらった!
前の店とはえらい違いだ。
餅は餅屋という言葉があるが、
せいとうはまさにそれだった!
お洒落なnaniwaenとせいとう。これから流行るだろうな。
★★★★★
ここは美味いだろ……、と思ってた店でまさかの展開が……。
ステーキを提供する店でもいろんなタイプがある。ステーキオンリーのステーキハウス、洋食屋、肉屋、ファミレススタイル、高級思考、アメリカン……等々。
今のところ一番インパクトがある「ヨシカミ」は当然洋食屋になる。
洋食屋、と言えばパッと思い付くのは昭和6年創業の日本橋「たいめいけん」だろう。ステーキがメニューにあるかな~、と思いHPを見ると、ちゃんとある。国産サーロインステーキ、3600円。
ま、そのぐらいはOK。ということで、ランチタイムに無謀にも行ったら……まずは30分待ちだった。厳密に言えば1階が満席で別メニューを提供している2階はがら空きだと言う。それで入り口近くにある2階メニューを目にすると、牛ヒレステーキ250g7500円とあった。ピンは7500円か……。手持ちは余裕だが、それはまた次回で。まずはスタンダードな1階のメニューを口にしなければね。
でも、店員曰く、「2階の方が厳選素材です!」だとさ。
じゃあ、1階のメニューがテキトーなもんで作ってるみたいじゃないか。
嫌な予感はした。
よく考えてみると、メニューには国産サーロインステーキとあるだけで、何gかわからない。おまけに特選でも黒毛和牛でもなく、ただ国産とあるだけ。
まさか、あの「たいめいけん」がテキトーな肉を国産サーロインステーキとして提供しないだろう……。
……と思って出てきたステーキが写真のやつ。
薄っ!
おまけに切りにくい!
脂身が多いおかげで不味くはなかったが、人を散々またせて食べさせる内容としてはキツい。
そこらの定食屋ならいいが、「たいめいけん」で4000円近く取る品としてはおおいに不満だった。
「ヨシカミ」の牛ヒレステーキが横綱なら、「たいめいけん」のステーキは前頭のどん尻の味だ!
……ということでどこかで軽く口直しします。
名店の名に騙されるな!!
ま、メインはオムライスとかラーメンなんだろうから、ステーキは二の次なんだな、とも考えられる。
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