【ステーキ漂流記season3】
今季1軒目(新規335軒目)「車屋別館」(新宿)
いい加減に復活である。
去年の10月くらいから数が衰え、今年に入ってから1軒も…いや、試しに麹町の「テキサス」や鴻巣まで行って居酒屋ステーキを食べたり、復活のポイントはいくらでもあった。けど、不思議と書けなかった。
「ステーキ漂流記」は終了か?
いや、終了しなかった。
させなかった。
先週になるが、夕方に用事があり、15時くらいから2時間ばかり暇な時間が出来た。2時間ね~。映画がぴったりかな~と考え、新宿に行ったまではいいが、その時間に丁度いいやつがない。17時を超えちゃダメなんだな、これが。よくある110分の映画でも移動時間が厳しいし。ねーじゃん。2時間ぼーっとというのもいい40男がすることじゃない。喫茶店で時間潰し? う~ん……だなんてことを考えつつ歩いていてピーンと来た。
ステーキや!
こういう時こそステーキや!
うーん、新宿でステーキというと「STEAKHOUSE HAYASHIYA」か? う~~ん。「HAYASHIYA」ねぇ。輸入牛の時は高い評価だけど、八千代牛だしな~。じゃあ、「フランス亭」? う~ん、あんまり好きじゃないよな~。
う~~~~~~~~~~ん、と考えてたら「車屋別館」別館が目に入った。
あっ、ここ行ってなかったな~。
何々、ランチタイムのヒレステーキセットが1900円か。まあ、輸入牛だろうけど、復活には丁度いい。入るか。
ということで中に入ると、1階が鉄板焼、2階が和食と谷隼人風の店員さんに言われ、鉄板焼カウンターの席に着く。あ、鉄板焼屋さんなのね。ってこたぁ、ランチタイムメニュー以外にも高いメニューがあるハズだ。と思いメニューを見ると、ヒレ 8000円、ロース 7800円があるじゃないですか!
普通の人ならランチタイムの1900円を頼むが、ステーキ冒険家の俺は高い方を頼む。とりあえず、どこ産かぐらい訊いてみるか。
谷隼人似店員「ヒレは福島産、ロースは鹿児島産です」
うーん、どちらも微妙。
まあ、鹿児島県産でいいか、ね。佐賀牛とか近江牛じゃないのは仕方ない。ということでロースを頼む。
目の前にはグレート小鹿を二回り小さくした焼き係りの職人さんが焼きを担当。回りは夕方前とあって3組ぐらい。シニアのご夫婦とカップル、アラサーの女子ズ。雰囲気は高級さは特別にはないが、店員さんがかなりしっかりした動き。そっちに高級感がある。表向きはカジュアルだが店員さんとメニューはちょい高級。
赤ワインちびちび、先付け的にオニオンをちびちびやりながら待つ。
肉の焼き。
見せるね~。
グレート小鹿似の焼き職人が「ちょっと待ってて」と言いつつ調理用の酒を肉にかけ、ファイヤー!
浅草の「ヨシカミ」でフライパンでやってるそれを鉄板焼で見せた! グレート小鹿らしくデスマッチのような演出!
ということでステーキ配膳。
銀のプレートを若干自分寄りにして、
一口。
…………うん。
旨味は薄いが肉そのものが旨い!
二口目はタレと塩をつけて。
うん、肉の旨さが引き立ち旨い!
他の店の鹿児島県産よりいいんでね? 技あり! 1本!
あ、でもナイフで食べたいな。と思って谷隼人風の店員にナイフを頼むと意外な答えが。ナイフはない。何故ならば、この銀のプレートを鉄板にちょい乗せすることで保温を保つ。なので、不安定な状態でナイフが使えないということでナイフがない、と。
なるほど。
ちょいと深いね。
深さを感じつつ、タレをつけたり、塩をつけたり、何もつけなかったりして肉を楽しむ。
完食後、プラスアルファが欲しくなりガーリックライスも頼む。
なにやら高菜を入れ、
丁寧に焼き、完成。
うん、この高菜のおかげで高級感というか品がいいガーリックライスになってる。珍しく赤ワインもおかわり。
すると、トータルで11000円ちょい手前に。納得。「みその」より遥かに良い。ようやく新宿でナンバー1と言える店が出たね!
復活第1軒として華々しく復活である!
素材: ★★★★
グリル: ★★★★★
付け合わせ:★★★★
タレ: ★★★★★
サービス: ★★★★★
雰囲気: ★★★★
お値段: ★★★
総合: ★★★★★