「貿易戦争」 中国ショックは再来するか
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO32818290Q8A710C1000000
>第1は中国のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は堅調であることだ。
>第2は資本コントロールが利いていることだ。
「チャイナ・ショック」を云々しているのですが、その原因は中国国内のシャドウバンキングや株安が主な原因で、そもそも高度経済成長の翳りでしかありません。
当然ですが、中国も物が溢れ消費意欲が頭打になっていても不思議ではありません。
それと不正が行われていた事に対する粛正で地方などが引き締めされたからでしたよね。
>米国は中国に対し、ハイテク分野での覇権奪取をめざす「製造2025」計画の破棄まで求めているが、それは中国にとってはのめない話である。
現状既にキーパーツ以外は中国での生産は可能です。そして主要な技術もコピーは可能でしょう。
問題はハイテク分野で中国が開発出来るのかがまだ見えて来ません。
韓国あたりでも最近は新商品の開発で目新しいものはあります。
しかし、中国でそれを出せるのか売れるのかと言うと難しいです。
アメリカは思うほど完璧なハイテクを有している訳ではありません。
それが証拠に宇宙開発でも民間に委託したら、うまく行ってません。
得意分野は好調なのですが、アメリカの政府が交渉しているほど強気に出られるような状況でもないのです。
中国に技術開発させるのはAIにさせるより難しいと冗談を書いておきます。
今後、中国がもっと貿易自由化に動いた場合アメリカは不利になります。
更に外貨が稼げている以上、ある意味経済支配は中国の方が有利です。
安全保障上の問題と軽々しく課税していますが、現実的には中国の方が経済支配としている相手も多く、投票には有効です。
ただ、通貨危機のような状況が世界を覆うと経済的に弱い国が多いので厳しいです。
アメリカの資本引き上げで余計に中国の経済支配は増していないか懸念するような側面も考察する方がいいのかもしれません。