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こんな記事を載せる報道の自由はあるのですが、少数派を大事にし過ぎてませんか?

2022-03-13 04:37:00 | et cetera
記事のタイトル
「プーチンは犠牲者だ」世界には親ロシア目線でウクライナ侵攻を報じる国がこれほどある

これが問題なのは英紙「ガーディアン」による纏めを元に記事している点です。
個々の報道や意見、論説等はその事情や歴史によるものなのかとは思われます。
ただ、現実に起きている状況は過去の地域戦争とは大きく三つの点で異なります。
先ず、大きく異なるのは地政学的な問題を抱える点です。
ロシアの隣国、しかも旧ソビエト連邦の国がNATO軍への参加を希望している点です。
これまでも朝鮮半島、ベトナムなどで南北、所謂東西冷戦状態は存在しそれは核保有国から離れた場所での代理戦争でした。
中東における戦争もイスラム教のシーア派とスンニ派の抗争がベースでその代理戦争的な事がトップの国とは違う場所がメインになりました。
なので核保有国ロシアが当事者と言うのはこれまでと大きく異なります。

では何故ウクライナがヨーロッパEU側に行こうとしたのか?
結局のところ、経済的な点なのかと思われます。
ただ、複雑なのは論理だと中国側に行く事になるのに地政学的に危険なEUへと進もうとしてしまった点です。
ですが、それも国民の意思でアメリカの強制ではありません。

その点で言えば、ここに挙げられた国々の考えは旧体制的で歴史的に続く慣習が今もなんらかの形で残っています。
ベネズエラはかって共産圏でした。
メキシコにしても治安が悪くその点では先進国のような思考にはなりません。
南アフリカはアパルトヘイトがありました。
北朝鮮に至っては親族による独裁国家です。
キューバは対米で地政学的に対立国なのと旧共産圏です。
シリアの政権側がロシアを擁護するのは当然の関係です。

それと一線を画すのがナイジェリアやブラジルです。
おそらく、報道そのものが日本のマスコミ同様に批判する為なら現実とは別の尺度を引っ張り出すような方法が根付いています。

過去の地域戦争と異なる点の二番目はNATO軍とロシアの戦いは避けたいと言う論理です。
NATO軍は戦いたくないのです。
第三次世界大戦や核戦争は行いたくないのです。
それを知ってのロシアの行動は異常です。

この異常な行動を正当化するような論理なんてありません。
ロシアの外相や大使が悉く嘘で塗り固めざるを得ないのがあります。
では何故、この記事にあるような国の記者が反米を唱えるのかです。
資本主義経済や市場経済の覇者に対する嫉妬は有るのかと思います。
また、自由主義と相容れない思想や宗教観もあるのでしょう。
また、メキシコやキューバにすれば快くない隣国でしかありませんよね。
また、大きく不都合なのは民主主義と自由です。
政権維持にまだ強い政府が必要な国、特にまだ貧困とかの層が厚い国はこのような民意による体制の変化が進むと国家体制の維持や社会の価値観の維持が困難です。
豊かでないと成立しないような民意に沿った政治はトラブルの多い国には厄介な存在です。

これまでの地域戦争と大きく異なるのは情報戦と世界的な支援でしょう。
その点を踏まえたら、必ずしもこの記事に出てくるような自由圏の批判記事を書く記者がいる国でも考えが全て均一ではありませんよね。

当のロシアですら、反戦や反政権のデモはあります。
そして何より中国やインドでさえ反対せずに棄権です。

共産主義に名を借りた専制、権威主義、国家資本主義などの行為が忖度されて暴走し自国の都合で武力による現状変更を試みるような状況でした。

それを肯定出来るような話ではありません。
なのにそれでもロシアの外相や大使のように記者がごねるのにはそれなりの問題もあるのかと言う事だけです。

それでふっと思うのですが、NATO軍であれ、本来の誘発の原因はヨーロッパEUです。
決してアメリカではありません。
なのにアメリカ非難が書かれてもいます。
原因はアメリカの世界の警察が面白くないのとやはり過激な自由や平等感覚なのかと思っています。
保守的な思考だとついていけない価値観もありますから。
また、記事にあるようにアメリカの軍事行動の一部はとても非人道的でした。
その点はその犠牲者が言えば良い話です。

この記事を書いているクーリエジャポンは講談社です。
つまり、新潮や文春がそうなように斜に構えて政府や政治家の粗探しをしても不思議でない人達の記事なのは書いておきます。



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