民主主義を恐れているのなら、選挙を懸念するのかと思います。
政党から言うと統一ロシアはどちらかと言えば右派で保守的なのです。
ロシアと言うと共産主義のトップランナーソビエト連邦でしたから左派のイメージが強いし今も中国などと一緒のグループにいますよね。
つまり、こんな事を言うと変な感じがしますが決して中国のような表向き共産、裏では利権を握るような二枚看板ですらありません。
極端に言えば、経済的に新興国市場なので伸びる産業の権力を掌握していれば国としては活気付くのです。
ただ、ロシアや中国の場合、反米と言う軍事的な状況がありますからそこらも含めての話かと思います。
ここで最大のポイントはロシア国民がどの程度本質的な支障に気がつくのかです。
我々の感覚だと侵攻したのは許されない行為ですが、それを妥当とするのかの判断はロシア国民がする事になります。
ただ、民主主義のような状況ではなく、情報統制下のロシアでどうやって民衆運動を広げるのかは至難です。
香港での民衆運動の敗退はまさに中国を更なる統制下へと誘う結果になりました。
ですが、民衆運動だけが恐怖なのかと言うと違うのかと思います。
例えば、若い実行力のある政治家も危険です。
それに格差や貧困などに対する不満もあるのかと思われます。
仮に統一ロシアではなく、寄せ集めの自民党みたいに派閥の数で勝負していたらこんな事はしなかったでしょう。
アメリカンファーストのトランプ前大統領と同じで国家・民族を優先的に考えるような政党です。
だからこうなったので本質的な点ではトランプの支持層の行動に近い有権者を対象にしているのかと思います。
だから、民主主義が怖いと言うよりも彼等なりの価値観で言った事を成し遂げるのかが問題なのかもしれません。
本当に怖いと言うか、共産党で未だに革命やテロで政府転覆を狙う方が怖いと言えば怖いのかと思います。
それも含めて監視するような政党、組織だからこうやって長く続いてきたのです。
西側、欧米や日本からすれば非論理なのですがロシアの国内や中国からすれば統制をしないといけないような国でもありますからそこが違うのかと思います。
ロシアや中国には西側とは違う考えや理想がありそれに反逆するのも大変な訳で組織的、資金的な面でも当面民主化で政権交代するような流れは期待できません。
むしろ、切り崩しに合うのを恐れていると言ったところでしょうか?
旧ソビエト連邦の東欧の国が西側に寝返り、中央アジアの旧ソ連の国も積極的に賛同はしません。
軍事的な思考で進められた今回の件をどうするのかはロシア国民が不満を爆発させるかにかかっています。
されど、書いた通りにそれにはあまりに厳しい締め付けです。
自治国などが独立してもやっていけるとみれば離れていくのかと切り崩しに合うかどうかが問題なのかと思うのです。
第一、下手すれば折角ウクライナから独立させてもその地域が結局ロシアの体制下で不満ならまた寝返りますよね。
極東がそうですが、必ずしもロシアのモスクワの言いなりかと言えば違います。
恩恵がないなら、自分達で耐えなければならず、その相手と一緒になるのはありますから。
核の脅威以上に貧困や飢餓、極寒がきついならそれを防げるような生き方を選びますよね。
モスクワの力が及ばなくなったら、自然崩壊するのはあるのかもしれない程度です。
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