大濱崎卓真
7時間前
選挙コンサルタント・政治アナリスト
参議院議員選挙を前に党としてのスタンスでもある「是々非々」を貫くことで、対決姿勢を強める立憲との差別化をはかる動きです。国民民主党が「賛成」、日本維新の会が「反対」したことで、国民民主党と日本維新の会との距離はさらに開くことが考えられますが、自民党との距離を縮め、「是々非々」を前面に打ち出したい国民民主党としては、選挙前という状況を鑑みての判断だったと考えられます。
自民と国民がこのあと急接近するかどうかは山形県選挙区の状況もありますが、自民党は独自候補を擁立する動きを加速化しており、そこでの選挙協力が実を結ぶ可能性が低くなっています。一方、すでに自民と国民の関係性は衆院選に焦点が移っており、今後の政党間協力がどのようなプロセスを経るのかに注目すべきでしょう。
この補正予算は党利党略が出た参議院選挙前のアピールな部分を含む投票行動だったのかと推察されます。
国民民主が生活政党のような立ち位置だとすれば、維新の会は予備費の積み増しなど行政の在り方で存在意義を唱えています。
同じ予算案に多方面の解釈をつけてしまう時点で国民生活を優先しているのか難しい話になります。
結局、元売りへの調整でもガソリン価格が下がっている以上、効果的な政策では有ります。
国民民主と都民ファーストが近いように小池都知事に近い勢力なのかと見ています。
一方の維新はそれこそ大阪府、大阪市の吉村知事、松井市長のコンビです。
そう言う意味ではそれなりに地方行政を成功させている者同士が国へも進出して是々非々な意見を通そうとしているのかと思います。
また、与党と野党の間を示す『ゆ党』なる表現になるのでしょう。
つまり、個々の問題で場合によっては与党に賛成に回るスイッチのON-OFFがあるような可変的な意思決定をする政党に移ります。
与野党でその立場だから必ずどちらかで賛成反対に分かれる昔の状況とは違うのでしょうけど。
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