あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

インドの韓国斬りは痛すぎる2

2009年01月03日 22時58分57秒 | 国際
 インドの英字新聞であるTHE HINDU(ザ・ヒンズー)の和訳が、2ちゃんねるで紹介されていた。
 このエントリを書いている1/3 22:25現在、東アジアニュース+板で最も高速で流れているスレである。
 1/2に立って現在、17スレ目だ。

 (原文)
 http://www.hindu.com/2008/12/24/stories/2008122461321300.htm

 これは何かと言うと、当ブログの下記エントリの続きである。

 【拙エントリ】インドの韓国斬りは痛すぎる

 さて。俺はこのエントリにて。

 サムスンが起こした原油タンカー衝突事故のとばっちりを受けた、タンカーの船長他1名のインド人が、有罪で捕まって、全世界の船員労働組合とインドが本気で激怒して、韓国を村八分にしているという話を紹介した。

 で、このヒンズー紙の記事は何を言っているのかと言うと、重要な点は、以下の通り。

・インド人船長に有利な発言をすると約束した韓国人証人が解雇され、裁判に出席できなくされた。
・証拠は全て韓国側から提示されたもののみが使用された。
・拘束されている航海士は、インド海軍提督の息子


 残念ながら、D.R.Syam提督がどれほどの立場の方かはわからなかった。
 とりあえず、提督とは「艦隊を率いる役職の人」なので、かなり上級の方であるのは間違いない。

 …なんだこの、奇跡的なマイナス方面への展開は。
 とくに、無実の罪をなすりつけた相手が、よりにもよってインド海軍提督の息子とか、「なんじゃそれは」としか言いようがない。思わず笑みがこぼれた。

 ちなみに、インドタイムズ(英字)にて、韓国側がようやく拘束中のインド人の宗教・文化を配慮する方向に舵を切ったということを、12月31日に紹介している。

 【インドタイムズ】韓国政府、インド人被告の宗教・文化を配慮へ

「韓国政府は、ホベイ・スピリット号の石油流出事件で有罪判決を下された二人のインド人船員の宗教的で文化的な権利を尊重して、彼らに韓国の囚人と同等な基本的待遇を提供する事に決めました」

 この一文は大変重要。つまり、係争中のインド人2名を、韓国人囚人未満の扱いをしていたという事実をインド国内に報じた事になり…。
 韓国としては、インド側に誠意を見せたつもりだったのかもしれんが、完全に「火に油」なのであった。

 事、ここに至り、事は絶対に楽観できる状況ではなくなっているのだが。
 世界で唯一、韓国政府だけは楽観しているのであった。(韓国国土海洋部の、この件に関するプレスリリースによると、「インドで行われた抗議集会に対する一般人の関心は非常に低く、現地メディアは韓国製品不買運動など船員組合の反韓活動に同調していないことが分かった」とある)

 まあ、この事件を、

「そんな些細な事より、今は金融危機で大変なんだから後後!」

 程度だと思っているのであれば、大変な間違いだと思うけどな。
 もうどうしようもない所までインド人を怒らせた後、韓国政府が突如変心すると、俺は見ている。