某アートギャラリーにあった、1枚のCGグラフィックを紹介。
その政治的背景がなかなかブラックで、重いテーマなので、俺の解説…つまりはネタバレを読む前に、よくこの絵を見て欲しい。
邦題は、直訳で「少女が一輪の花を戦車の上の軍人にあげる」
※訂正:タイトル「黙示録をくれ」だそうです。この絵を紹介しているところで、「Digg - Little girl gives a flower to soldier on tank」だったので、これをタイトルと勘違いしていました。
さて。ここからがネタバレ。
よく見ると、彼女は背中に大量の爆薬を背負っており、軍人から隠すように背中に回された手には、起爆装置が握られている。
ほどけたワンピースの背中がセクシーで、男なら思わず注視してしまう位置に、普通ならやわらかい少女の背中が見える部分に無骨な爆薬があり…。
怖いというかなんというか。
この風景は、別になんら珍しい風景ではない。
俺は一度、大量の爆薬と起爆装置を身にまとった少女が、米軍の基地を訪問する動画を見た事がある。
その彼女は、起爆スイッチを気合一閃で押すんだが、不発に終わる。
イスラム原理主義者を相手にしている軍人には、よくある恐怖の絵なんだと思う。
この政治的テーマとして、俺は、以下の人物への怒りを読み取った。
・一般人に扮装したテロリスト
・テロリストに仕立て上げた指導者
テロリストが少女である点が、この印象を強くしている。
日本もかつて、大東亜戦争で中国にやられた戦法だ。
南京事件は、後世に「南京大虐殺」として、未だに反日主義者に宣伝に使われている。アートによる反米非難。こーゆースマートな非難はいいねぇ。
「ヘタリア」も、キッチリ韓国編も含めて発表してしまえばいいのにな。
最近、日本では、反特亜的マンガが増えている。
アートより、日本のマンガによる文化侵略度合いは、与える精神的浸透度を考えると桁違いに大きいとは思うんだけど…。
ところで。この絵の少女。軍人に隠している方の腕には火傷の後がある。これが、恐らくは目の前の軍人への「復讐」を示していると思われる。
つまり、ナパームとかで家族が焼き払われ、天涯孤独となって生き残った少女とか、そんな設定なのだ。
この一枚絵を眺めていると、数々の物語を想像することができる。たった一枚の絵でここまでメッセージ性があるのは凄いよなぁ…。ちょっと感動してしまった。