ニコニコ動画に「トップギア」というイギリスの車関連のバラエティ番組が字幕付きでアップされていた。
メインは日産の新型GTRの紹介で、「ちょっと見てみるかな」ぐらいの軽い気持ちで見始めて、最後まで見てしまった。いやー。ちょっと日本のバラエティ番組では考えられないセンスだな。正直凄いと思った。
番組では、日本海側から「電車 VS GTR」で東京駅を目指すというもの。(つまりアホな企画番組なのだ)残念ながら結論は後編の番組を待たねばならず、未視聴。
やたらと日本がカッコイイ。しかも「素」のかっこよさなのだ。こーゆーのの爪の垢でも煎じて飲みやがれと、日本のテレビ局に俺は言いたい。
まあ、イギリスはイギリスで、日本をちょっと美化しているなと思った。で、編集側も、「イギリス人が日本を美化している」という事を前提に、できるだけかっこよく撮ろうという意気込みを感じる。いやー。こーゆーのは嬉しいね。
例えば電車側だが、
タレ1「おいおい。ジョークだろ。ほんとに1時32分ちょうどについたぞ。この超特急列車」
と、驚き、タレント2が、新幹線のグリーン車にて資料をくりながら
タレ2「新幹線のここ数年の遅延は、平均6秒だそうだよ。1分以上遅れたら、電車が遅れた証明書を発行してくれて、会社側に電車賃を返金してくれるそうだ」
タレ1「マジで?」
タレ2「我々の国では10分以上で遅延だね」
タレ1「あー。もーウンチクはいいよ」
とまあ、こんな感じでさりげなく日本のハイテクや時間へのこだわりの紹介をする。
GTR側はGTR側で、車中のカーナビの、なんというかこんなの普通に使うにはいらんだろと思うような、ニコ動的表現で言えば、「才能の無駄遣い」機能を紹介し(流石にGTRは高級車だ。無駄にすげぇ…)、高速道路のNシステム…オービスなんかを、下品でブラックなエゲレスジョークを交えながら紹介する。
…高速道路を180キロでカッ飛ばしながら。140キロで走る前の車を「このノロノロ運転がっ」と罵りながら。
(にやにやしながら)いやあかんだろ。日本の交通法規守ろうぜ。つーか日本語わからんし、日本の交通法規知らないか。
でも、オービス対策で、オービス発見したらマスク被る(オービスはナンバープレートと運転者の顔写真を撮影するから)し、日本の事を知らないようで知っている…。いや、日本の車関連はよく知っているのかな?
編集のカットもスピーディーだし、日本の番組に比べて…。そうだな。無駄な部分がほとんどないんだな。CMがないってのもあるだろう。
そういう意味では、「間」を重視する日本と、3秒の沈黙が怖い欧米人の差が出ているのかもしれない。
こーゆーの、新鮮でいいなぁと思う反面、「間」というか「タメ」の重要度もわかるので、きっと一長一短なんだろうなと思う。
面白そうでしょ?
ま、興味のある人はどうぞ。