【ポストセブン】「福島の子供のほとんどが内部被曝している」武田教授指摘
http://www.news-postseven.com/archives/20110708_25233.html
という記事が、最近過激なポストセブンに載ってた。
俺は、武田教授をクソミソに書くのに、やっぱチェックはしてんだよなぁ。
で、この教授、人気があるが故に、「発言自体がソースになる」人物なのである。先日紹介した、香山リカと同じ。よって、ある程度は自身の発言に注意しなければならない人物なのだが…。どうも、自分の発言の裏を取られていないような気がしてならない。
うーん。ヨウ素はともかく、セシウムはカリウムで防御できるのか…?ちなみに。ヨウ素剤と同じようにセシウム剤も存在するが、ヨウ素剤は放射性ヨウ素が貯まらないようにブロックする役割なのに対し、セシウム剤はセシウムを吸着して体外へ排出する役割である。俺はどうも、武田教授はヨウ素と勘違いしているように思われてならない。
…どうも、科学的根拠がわからない。かなり調べてみたんだが。カリウムは、すぐに体外へ排出される為、生体がカリウムと勘違いするセシウムについては、体内にたまりにくい。特に子供は体外へ排出される速度が早い。実際、尿から排出されているじゃないか。
セシウムの場合、継続的に摂取する事に問題があるのだから、セシウムが付着した粉塵等を予防する為に、外出時に市販のマスクをするのは有効ではないかと思うが…。
ストロンチウムは、生体がカルシウムと勘違いする為に、カルシウムを大量に摂るのは効果があるように思うが、最近の研究でカルシウムの過剰摂取は心筋梗塞のリスクを高めたりする話もあったりする。どっちのリスクが高いのか、わかったものではない。
しかし、この教授がこう発言したとなると、これ自体がソースとなり、カリウム系食品はセシウム防止に有効という神話が生まれてしまう。いや、まあ多少効果はあるのかもしれないが、決定的なものではなかろう。この人気教授の発言は、ブロガーレベルの発言ではダメなのだ。ちゃんと根拠が明確な話をするべきだろう。
ちなみに。セシウムに対するカリウムよりは効果があるであろう放射性ヨウ素に対するヨウ素の摂取だが、これは食事の摂取では医学的に不可能に近いようだ。という事は、セシウムについてもほとんど無意味に近いと考えられないだろうか。だってそれが有効なんだったら、なんでセシウム剤はカリウム剤じゃないんだよ。
風が強い日よりも、気にすべきは風向きだろうし。免疫力を高める事がなぜ放射能予防につながるのかもわからない。被爆によるフリーラジカル増大対策か?そりゃ免疫力っつーより、抗酸化物質の積極摂取がより正確なのではないか?
ちなみに。こっちの「考え方」としては間違っていないような気がする。
本当に内部被曝と外部被曝が同等なのかどうかはわからないが、チェルノブイリ事故という前例があるのであれば、「予測値」として利用する意味はある。
そう。この教授、思考の方針としては大変ロジカルであり、いいのである。ただ…。まあもう皆まで言わすな。
毎回、彼の何かの記事を読むたび、ツッコミを入れたくなる…。
以前、ウチでエントリした時、俺はこの教授を「本当に専門家なのか?」と懐疑的であったのだが、どうやら本当に専門家らしい。しかも「日本原子力学会特賞」という、権威ある賞を初めて個人で取得されたそうで。
…ホントに詳しいのかなぁ…。ついでに、武田教授についても調べてみたけど、ほとんどみんな褒めている。うーん。俺が間違っている気がしてきちゃうじゃないか。
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http://www.news-postseven.com/archives/20110708_25233.html
という記事が、最近過激なポストセブンに載ってた。
俺は、武田教授をクソミソに書くのに、やっぱチェックはしてんだよなぁ。
で、この教授、人気があるが故に、「発言自体がソースになる」人物なのである。先日紹介した、香山リカと同じ。よって、ある程度は自身の発言に注意しなければならない人物なのだが…。どうも、自分の発言の裏を取られていないような気がしてならない。
「何より大事なのは体内に新たな放射性物質を入れないこと。風の強い日はマスクをしましょう。そして、バランスのいい食事を心がけ、免疫力を高める。セシウムはカリウムを充分に摂取していれば、体内に取り込まれにくいので、パセリなどの野菜や納豆、ナッツ類、ひじきやのりなどの海藻類などカリウムを豊富に含んだ食品を食べるようにするのも手です」
うーん。ヨウ素はともかく、セシウムはカリウムで防御できるのか…?ちなみに。ヨウ素剤と同じようにセシウム剤も存在するが、ヨウ素剤は放射性ヨウ素が貯まらないようにブロックする役割なのに対し、セシウム剤はセシウムを吸着して体外へ排出する役割である。俺はどうも、武田教授はヨウ素と勘違いしているように思われてならない。
…どうも、科学的根拠がわからない。かなり調べてみたんだが。カリウムは、すぐに体外へ排出される為、生体がカリウムと勘違いするセシウムについては、体内にたまりにくい。特に子供は体外へ排出される速度が早い。実際、尿から排出されているじゃないか。
セシウムの場合、継続的に摂取する事に問題があるのだから、セシウムが付着した粉塵等を予防する為に、外出時に市販のマスクをするのは有効ではないかと思うが…。
ストロンチウムは、生体がカルシウムと勘違いする為に、カルシウムを大量に摂るのは効果があるように思うが、最近の研究でカルシウムの過剰摂取は心筋梗塞のリスクを高めたりする話もあったりする。どっちのリスクが高いのか、わかったものではない。
しかし、この教授がこう発言したとなると、これ自体がソースとなり、カリウム系食品はセシウム防止に有効という神話が生まれてしまう。いや、まあ多少効果はあるのかもしれないが、決定的なものではなかろう。この人気教授の発言は、ブロガーレベルの発言ではダメなのだ。ちゃんと根拠が明確な話をするべきだろう。
ちなみに。セシウムに対するカリウムよりは効果があるであろう放射性ヨウ素に対するヨウ素の摂取だが、これは食事の摂取では医学的に不可能に近いようだ。という事は、セシウムについてもほとんど無意味に近いと考えられないだろうか。だってそれが有効なんだったら、なんでセシウム剤はカリウム剤じゃないんだよ。
風が強い日よりも、気にすべきは風向きだろうし。免疫力を高める事がなぜ放射能予防につながるのかもわからない。被爆によるフリーラジカル増大対策か?そりゃ免疫力っつーより、抗酸化物質の積極摂取がより正確なのではないか?
「チェルノブイリにならって内部被曝と外部被曝を同程度とすると、両方合わせて年間約17ミリシーベルトの被曝量になります。これは一般的な日本人がこれまで体験したことのない領域です」
ちなみに。こっちの「考え方」としては間違っていないような気がする。
本当に内部被曝と外部被曝が同等なのかどうかはわからないが、チェルノブイリ事故という前例があるのであれば、「予測値」として利用する意味はある。
そう。この教授、思考の方針としては大変ロジカルであり、いいのである。ただ…。まあもう皆まで言わすな。
毎回、彼の何かの記事を読むたび、ツッコミを入れたくなる…。
以前、ウチでエントリした時、俺はこの教授を「本当に専門家なのか?」と懐疑的であったのだが、どうやら本当に専門家らしい。しかも「日本原子力学会特賞」という、権威ある賞を初めて個人で取得されたそうで。
…ホントに詳しいのかなぁ…。ついでに、武田教授についても調べてみたけど、ほとんどみんな褒めている。うーん。俺が間違っている気がしてきちゃうじゃないか。
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武田邦彦 原発事故 残留汚染の危険性
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