原子力損害賠償法にてカバーされる原子力損害の例は以下のとおりです。
①原子力施設で臨界が発生し、これによる放射線によって第三者が身体に傷害
を負った場合の損害。
②原子力施設所から放射性物質が大量に放出されて、これにより第三者が身体
に傷害を負ったり、第三者の財物が汚染されたりした場合の損害。
③原子力施設で使用、貯蔵されているウラン溶液やプルトニウム溶液を第三者
が摂取し、中毒症状により身体に傷害を負った場合の損害。
④原子力施設で事故が発生し、行政による緊急事態措置により、避難した場合
の避難費用、および避難等に伴い勤務や事業活動を中止した場合の休業損害
や営業損害。
⑤原子力施設で事故が発生し、放出された放射性物質による汚染が発生した場
合、人体や財物の汚染を検査するための検査費用。
⑥原子力施設で事故が発生し、放出された核燃料物質による汚染が発生した場
合、汚染されていない農水産物等に関わる生産、営業に生じる風評被害によ
る損害。
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