これまで読んだ三国志の中では抜群に面白い。
単なるハードボイルド風三国志ではなく、背後に、国家観がある。それは、血統の継続性をどう見るかだ。これを肯定するのが、劉備であり、否定するのが曹操という構図。そして曹操の参謀の旬は前者というねじれがある。孫策は明らかに前者だが、孫権の立場は不明確。
また、人物像も際立っている。特筆すべきなのは、張飛。単なる暴れん坊ではなく、劉備のために敢えて粗暴にふるまうという設定。かっこいいぞ、張飛。
もう一人だけあげると、周瑜。天下二分の計、孫策と二人三脚で実現させたかったね。
最後は呂布と赤兎。イメージが一変します。
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