今日、広島は、戦後62年目の原爆記念日を迎えました。
原爆慰霊碑に刻まれた言葉、「過ちは繰り返しませぬから」の主語が人類であることをかみしめなくては....。
平和記念式典では、1967年から市内6つの中学校、高等学校の吹奏楽部の生徒たちが演奏していますが、その生徒たちが指揮者用の楽譜を見ながら、自分のパートを書き写した楽譜です。
8月1日発行の「広報ひろしま市民と市政」に掲載されていました。
平和公園の中に立つ「祈り」の像、
1960年8月に平和祈念慰霊国民大祭記念として設置されました。
「平和祈念像」(草野心平さんの詩碑)、1975年初秋、圓鍔勝三さん作です。
「嵐の中の母子像」、1959年8月、本郷新さん作です。
平和記念資料館、子どもたちも、平和学習で訪れます。
全国の被爆者は、3月末現在で251,834名、1年間で7,700人あまり減り、一方で、平均年齢は74.59歳と昨年より0.74歳上がっているとのこと....若い世代へ語り継いでいかなければ、風化してしまいます。
原爆ドーム、世界へ平和のメッセージを発信しています。
世界くま会議が開かれて、戦争をしないくまたちから人類への警告があるかもしれません。
原爆ドームのすぐ横、元安川沿いにある鈴木三重吉さんの「赤い鳥」の記念碑、男の子の抱く鳩は平和の象徴です。
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汐文社出版の「小さな祈り」という詩集から
「おとうちゃん」 広島市立本川小学校3年 柿田よしこ
にぎやかな広しまの町
そこでしんだ、おとうちゃん
げんしばくだんの雲にのっていったおとうちゃん
おしろのところでしんだ、おとうちゃん
わたしの小さいときわかれたおとうちゃん
かおもしらないおとうちゃん
一どでもいい、ゆめにでもあってみたいおとうちゃん
おとうちゃんとよんでみたい、さばってみたい
せんそうがなかったら、おとうちゃんはしななかっただろう
もとのお家にいるだろう
兄ちゃんのほしがるじてんしゃも
かってあるだろう