「わたしが選んだいわさきちひろ展」がひろしま美術館でひらかれています。
公募されたちひろさんの絵にまつわる思い出も絵に添えて展示されています。
お気に入りの絵はがきの1枚「海辺の小鳥」、
美術館の入り口へのプロムナードにある「ランドセルをしょって並んで歩く1年生」、
チーキーもすっかりその気分、
7月30日(金)午後2時から、ケーキとコーヒーをいただきながら、1時間ほど学芸員さんのお話を聞き、その後展示作品を見る会がひらかれました。
ひろしま美術館は、いつもさわやかな緑が迎えてくれます。
展示品の撮影は禁止ですので、以下、手持ちの本と絵はがきで、思い出を綴ってみます。
若い頃からちひろさんの作品がすきで、画集や本もたくさん持っていましたが、先日思いっきり本棚の整理をしたので、今はこの1冊だけが残っています。
ちひろさんの没後30年を記念して発行されたもので、3年前に北アルプス唐松岳に行った夫が安曇野ちひろ美術館で求めてきてくれました。
この本には「わたしが選んだちひろベスト10」が載っていますが、たまたまそのベスト3の絵はがきが引き出しの中に残っていました。
左上から時計回りに①「赤い毛糸帽の少女」、②「母の日」、③「ぶどうを持つ少女」です。
「母の日」の額は今の家に引っ越してきた34年前にいただいて、寝室にしていた和室にずっと掛けていました。
だいすきな赤ちゃんの絵はがきも引き出しの中から出てきました。
今回プレゼント用に求めたA5の小さなファイル、「おつむてんてん」、
テディベアが出てくるシーンは、絵本「ことりのくるひ」、
おかあさんは いそがしいし
くまは しゃべってくれないし
会場でいただいたパンフレットのいろいろです。
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ちひろさんの絵に出会ったのは、1962年に結婚して65年に長男を出産した頃、その当時読んでいた月刊誌「子どものしあわせ」の表紙の絵がちひろさんの絵でした。
1963年から1974年までの11年間、表紙の絵を描き続けられたそうですが、初期の頃からのファンだったことになります。
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60年代はまだものも不自由な時代で、結婚したときはテレビ、洗濯機、冷蔵庫が三種の神器といわれていた時代、広島には大きな本屋さんといえば丸善しかありませんでした。
「子どものしあわせ」で紹介される本を探して、当時は本を取り寄せるなどというのはよほどの稀少本か高価な本だと思っていたので、足が棒になるほど歩き回りました。
「子どものしあわせ」は当時の私にとって文化の発信源でした。
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いわゆる名作ものの翻訳とは違うオリジナルな児童文学が出版され、子どもたちの本の夜明けを告げる時代でもありました、亡くなられた作家の灰谷健次郎さん、今江祥智さん、出版を支えた理論者の小宮山量平さん、なつかしいお名前が脳裏に浮かびます。
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もうずいぶん前になりますが、友だちと東京のちひろ美術館、安曇野ちひろ美術館にも出かけました。
またゆっくりと出かけて見たいと思っています。
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パソコンをはじめた10年前には、岐阜に住む独身時代からの友だちが、メールの練習にと毎日、ちひろさんの絵を添付して送ってくれていました。
当時私のパソコンはマックでウィンドウズとの相性が悪く、彼のおかげでずいぶん勉強できました。
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ベスト3の絵はがき3枚セット、赤ちゃんの絵はがき2枚セットをご希望の方1名づつにプレゼントします。
ご希望をコメントに書き込んでください、先着にさせてくださいね。