Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

七匹のこやぎ

2010-08-12 | テディベア

「みんないい子でお留守番していてね」
やぎのお母さんはお買い物に出かけていきました。



「は~い」
元気なお返事をして、こやぎたちはお留守番です。

 

「くーたん、遊ぼう」
くーたんとこやぎたちは楽しく遊んでいましたが、くーたんがちょっとトイレに立ったすきに、

 

こやぎたちを狙っていたのが、おおかみ、
「お~、うまそうなこやぎたちだな、いただき~」

 

くーたんがトイレをすませて帰ってくると、こやぎが1匹だけで泣いています。
「あ~ん、みんながおおかみに食べられちゃったよ~」
 
 

「こら~、こやぎたちを返せ~」
「わ~、くーたん、ごめんなさ~い」

 

こやぎたちがおおかみのお腹から元気に飛び出してきました。
おしまい
ほんとはね、おおかみさんもいっしょに「七匹のこやぎ」のお話ごっこをしていたんです。

 

やぎさんは東京おもちゃ美術館からやってきました。

 

こやぎたちはお母さんのスカートのポケットに入っていますが、ポケットの中とこやぎの裏にはマジックテープがついていて、動かしてもポケットから落ちないようになっています。

 

そして、おおかみはお母さんやぎのスカートの中に入っていて、くるんとひっくり返すと、やぎからおおかみに早変わりできる楽しい人形です。
物語人形シリーズのひとつで、「おおかみと七匹のこやぎ」のお話用ですが、今日はくーたんを交えた違うお話にしてみました。
ほかに「三匹のこぶた」、「あかずきん」、「ピノキオ」、「ロビンフッド」があるようです。
これはフィリピンのタラ工房で作られていて、この人形を買うことにより、フィリピンの下町で貧困な生活をしながら、人形つくりに取り組んでいる人々への自立支援と生活の向上に役立てるというのもうれしい企画でした。