花芯に薄いピンクを含んだ白い薔薇、
すこし、ぼかし気味に撮るのもすきです。
無造作にガラスのピッチャーに生けました。
5本が1束で100円、2束で200円、きれいに水を上げて、ずっと日持ちもしています。
俳句の季語の「冬薔薇(ふゆそうび)」のイメージとは違い、温室育ちのこの薔薇はかわいらしい感じですが、冬薔薇という言葉がすきなので、久しぶりに俳句の世界を楽しむことにしました、冬薔薇の句を何句か(作者名は省略)あげてみます。
冬薔薇や気になるひとのとほくゐて
冬薔薇白きがゆゑの書斎かな
少年のまなこに涙冬薔薇
逢ふてより匂ひ消しけり冬薔薇
潔癖な白をひきしめ冬薔薇
冬薔薇若い遺影は微笑めり
冬薔薇白は紛れず争わず
蓄えの彩使ひきり冬薔薇
冬薔薇朝な朝なのいのちかな
冬薔薇は色濃く影の淡きかも
玄関先の庭の丸い花壇を小さな横長に作り替えて、ビオラの苗を植えました。
冬の寒さに耐えて、春遅くまで咲き続けてくれる健気な花です。