Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

鹿児島サイコー(サイゴー)

2014-02-06 | テディベア

鹿児島弁といえば「ごわす!」と思っている方、さすがに今の人は使いません。

 

「ぢゃんぼもち」は、餅に竹串を二本刺した郷土菓子。武士が刀を二本刺した姿を表しています。

         

髭をたくわえ、スリムな大久保さん、その風貌は、西郷さんとは真反対。

 

桜島の火山灰は、黄色の降灰袋に入れて捨てます。ちなみに袋は非売品のため、土産店にはありません。

 

「銭湯も温泉」という鹿児島では、銭湯価格の390円から手軽に温泉が楽しめます。

 

西郷さんは、生涯一枚も写真を残さなかった。だから本当の顔は、実は誰も分からない。

 

鹿児島県の源泉数は、全国の県庁所在地でなんと1位。

         

某局の幕末ドラマの中では、一番多い出演回数を誇り、様々な俳優が演じています。

 

鹿児島の夜に欠かせない芋焼酎。地元の人はお湯割り好きが多い。

 

「白熊」とは、かき氷の上に練乳をかけて果物をのせたスイーツのこと。

 

土曜日でもあいている鹿児島中央郵便局で風景印を押してもらいました。

お昼を食べていると、帰りのバスの便が2時間もあくので、知覧からお昼抜きで1時間半余り、午後1時半頃に鹿児島中央駅に帰ってきました。
風景印を押してもらう絵はがきを何か所かで探しましたが見つからず、駅のインフォメーションコーナーで「絵はがきを売っているお店を教えてください」と尋ねたところ、「こちらでもすこし準備しています」とのお返事、ここで紹介した10枚の絵はがきがそれでした。
5枚づつが1組になっていて、2種類ありました。
写真の下に書いてある文は、はがきの裏に書かれている説明文です。
「鹿児島サイコー」と「Kagoshima Saiko」の「コ」と「ko」の上の点々がハートと色違いの点々になっていて、最高と西郷の両方を暗示しているのではと思います。
男の子の表情とコピーが楽しくて、鹿児島最高!
絵はがきを発行しているのは、鹿児島観光コンペンション協会です。
このあと、とうとうお昼抜き、おやつ抜きで、シティビューに乗って「かごしま近代文学館」に向かいました。

知覧

2014-02-05 | テディベア

「若き薩摩の群像」に見送られ、午前8時、鹿児島中央駅発の路線バスで知覧へ向かいました。
1時間半余りかかります。
この日、夫は「いぶすき菜の花マーチ」で40㎞を歩くので、一日中、別行動です。

 

知覧観音入口で下車、知覧特攻平和会館までの桜並木に鎮魂の灯篭が並んでいます。

 

出撃前の特攻隊員の像「とこしえに」(右奥)、それを見送るように立つ母の像「やすらかに」、やさしい自愛に満ちた表情ですが、胸の内を思うとたまりません。

 

知覧特攻平和会館に行く道に並行して知覧護国神社への道があり、境内の灯篭には、半身像が彫られています。

 

同じものもありますが、すこしづつ違った容姿のものもあり、命を奪われたひとりひとりの若い人たちの姿かたちと重なって見えました。

 

会館の入口、館内は写真撮影禁止です。

 

建物の外観、周辺には三角兵舎や慰霊碑なども見られました。

 

入場券とリーフレットです。


知覧特攻平和会館には、写真、遺書などの遺品約4,500点、特攻隊員の遺影1,036柱などが展示されています。
その展示されている遺影、遺品のほとんどは、知覧特攻平和会館初代館長 板津忠正(元特攻隊員)さんが集められたそうです。
若い頃から一度は訪ねないとと思い続けてきた知覧、会館に足を踏み入れると、遺影と遺書がど~んとした重さでせまってきます。
とても全員の遺書には目を通せませんが、すこしづつ読んでいきました。
短い言葉のなかに凝縮された両親や兄妹に寄せる思い、こんなやさしい若者たちを死に追いやった責任者たちを許すことができません。
映画「月光の夏」のモデルになったのと同じ型のピアノ、戦闘機なども展示されています。


心に刻みながら何通かの遺書を書きとめましたが、そのなかから、早稲田大学から学徒動員され、第165振武隊隊長を務めた枝幹二大尉の出陣当日の詩を紹介します。
原稿用紙にきちんとした字で書かれていました。

あんまり緑が美しい
今日これから
死に行く事すら
忘れてしまひさうだ。
真青な空
ぽかんと浮ぶ白い雲
六月の知覧は
もうセミの声がして
夏を思はせる。
作戦命令を待っている間に  6.5

小鳥の声がたのしそう
「俺もこんどは
小鳥になるよ」
日のあたる草の上に
ねころんで
杉本がこんなことを云ってゐる
笑はせるな  6.5

本日一三・三五分
いよいよ知ランを離陸する
なつかしの祖国よ
さらば
使いなれた
万年筆を“かたみ”に
送ります

熊本から鹿児島へ

2014-02-04 | テディベア

ブログでは記事の順序が逆になっていますが、熊本城から熊本スクエアには徒歩で、熊本スクエアから熊本駅までは市電でした。
熊本の市電はラッピング電車が多く、私たちが乗ったのは、チキンラーメンのひよこちゃん電車でした。

 

電停から見た熊本駅。

 

熊本駅の2階へ上がる階段、

 

応募者の写真で作られたモザイクアートなど、くまモンでいっぱいです。

 

熊本駅の駅長さんはくろくんのようです。

 

通路には、楽しいイラストと字が躍っていました。

 

郷土玩具の紹介などもしてありました。

 

熊本から鹿児島までは九州新幹線さくら557号です。
車内放送でオリジナルのミルクココアをどうぞとのことで注文したら、熱いお湯の入ったカップとインスタントのココアを渡されてびっくり、まあ、おいしかったからよしとしましょう。

          

九州新幹線が開通して、広島から熊本までは約1時間45分、熊本から鹿児島までは約50分になりました。
鹿児島中央駅で迎えてくれたのは、「若き薩摩の群像」です。
台座には次のように刻まれていました。
この像は、日本の開花期に大きな役割を果たした薩摩藩英国留学生を主題とした「若き薩摩の群像」です。
薩英戦争で西欧文明の偉大さを痛感させられた薩摩藩は、鎖国の国禁を犯し、1865年、藩士17名の留学生を英国に派遣しました。
一行は強靭な士魂と熱烈な郷土愛をもって、異国における数々の障害を克服し、学問や技術を修め、帰朝後は黎明日本の原動力となり、各分野で不滅の業績を残しました。
(以下略)

 

夕食は、駅の近くの郷土料理屋さんで、特産黒豚のしゃぶしゃぶのつもりでしたが、メニューを見たとたん、豚カツ(145g)に変更しました。
豚カツを食べるのは10年ぶりくらい、付け合せのキャベツも甘くておいしくて、大きな器いっぱいのキャベツをふたりで全部食べました。



 

 

パティシエのダッフィーとシェリーメイ、かわいいですね。
カノンさんがコスチュームを買って着せているお写真をブログでアップしてしてくださっていて、いいなぁと思っていました。
そのかわいい絵はがきが、昨日、setsuさんから届きました、裏には記念押印もしてあって、うれしいです、いつも、ありがとうございます。

熊本城天守閣

2014-02-03 | テディベア

 

 

熊本城の天守閣は、本丸御殿のすぐ目の前です。
ここまで来るのに気息奄々だったのと、下りることも考えて、天守閣の最上階までは上らず、1階部分の展示品を見ながら、往時のことを思っていました。

 

夫が上った天守閣からの眺め、夫の撮影です。

 

 

 

 

 

 

幾重にも築かれた石垣は上部に大きな反りを持ち、俗に「清正公流」とか「武者返し」と呼ばれています。
城内に植えられた肥後椿はまだ固い蕾でした。

 

今日は節分、今年は誰が鬼になるのでしょうか。 

熊本城本丸御殿

2014-02-02 | テディベア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今から130年余前のこと、築城から270年を経た熊本城に一大異変が起こりました。
明治10年(1877年)2月19日午前11時頃、熊本城本丸の一角から突然炎が燃え上がり、天守閣をはじめ本丸御殿などが焼失しました。
平成19年、築城400年を迎え、その記念事業として本丸御殿が復元されました。
本丸御殿は行政の中心になる建物で、藩主の対面の場などに用いられる格式高い建物です。
今度の再建は、江戸時代の詳細な絵図や各種文献、消失前の古写真などを資料にし、平成15年に着工し、20年に竣工しました。
地下1階、地上3階建て、東西78m、南北31m、高さ14.6mと大きな建造物です。
障壁画や天井画も見事に復元されていました。
最後の写真の小冊子は、熊本城内で売られている「熊本城みてある記」です。
ここから天守閣はすぐ目の前です。

本丸御膳

2014-02-01 | テディベア

お城のなかで味わう伝統、江戸時代から伝わる料理指南書「料理方秘」他からひもといた古きよき熊本の食文化を味わえるとのことで、熊本城本丸御殿の「大御台所」に向かいました。
市電の「熊本城・市役所前」で下車、広大な面積なので、御殿に近道の須戸口門から入りましたが、かなりの急坂で石段の高さもあり、運動不足の私にはかなり堪えました。

 

まずお茶が運ばれてきました、さすが、高台茶托に紋入りの茶碗、紋ははなれ九曜です。

 

お料理は、唐草のなかに紋があしらわれた漆器に盛り付けられています。
そういえば、実家のお正月のお雑煮は一人づつの足つき膳で、紋入りの椀で食べていました。

 

いただきます。

 

①御肴 とふこ味噌、清正人参、ひともじぐるぐる、辛子蓮根、妙解寺納豆、干こる豆、五三焼石決明、南関揚信田巻、蒸笋

 

②御鱠 鯛、大根、寒天、栗、金柑、いりこ山吹あへ

 

④御汁 くしいと、そそろ麩、煮鳥

 

⑥御猪口 鰹煮、湯葉、厚揚

 

⑦御飯 枸杞飯

 

⑧御平椀 蕪ふろふき、鶏味噌、芹

 

ほかに、③煎酒、⑤御香物、⑨御菓子
御膳が運ばれてきたとき、献立の説明もしてくださいますが、説明書も用意してありました。
予約時間のせいか、私たち以外に1組だけのお客さまで、ゆっくりと、当時の熊本藩の儀礼的様式、本膳料理を味わうことができました。

 

テーブルの横に置いてあった「熊本藩士のレシピ帖」(2008年)には珍しいお料理のレシピがたくさん載っていました。
熊本の貴重な料理の指南書「料理方秘」(享和3年-1803年)や近世熊本の食品・料理集「歳時記」(文化14年-1817年)をもとに往時の献立を再現して編纂したそうです。
食事の後、平成19年熊本城築城400年を迎え、その記念事業として復元され本丸御殿のなかを見学しました。