吟道範典の一つに渡辺吟神先生が著された「吟神作品集」があります。
最初の章は「一日一吟、これを吟じ、これを実践して、幸福をつかんでいただきたいと祈りながら」の
前書きの基、「万人幸福之詩」として多数の吟譜が纏められています。
私も座右に置いている訳ですが、5月吟詠では、最初の頁「万行の好機」を紹介します。
1.詩文
万行の好機 渡辺吟神
万行の好機は 今の他に無し 今日を失えば即ち 一生を失なう
宝山に入りて 手を空しうして 帰ること勿れ 成健の要訣は直行に在り
2.詩文の意味(範典より)
今日はまたと巡ってこない。昨日は過ぎ去った今であり、明日は近づく今である。
今の外に人生は無い。人の一生は今の連続である。
気付いた時、それはその事を処理する最好のチャンスである。
「気付くと同時に行う」、これは成功の秘訣であり、健康の秘法でもある。
3.先ずは素読から
4.次に吟詠をどうぞ
平成29年5月の吟詠は渡辺吟神集から「万行の好機」を紹介しました。
ではまたお会いしましょう。
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