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平成30年修神会春季吟道大会の一こま(平原正洲さん独吟「平泉懐古)

2018-06-02 09:00:00 | 平原正城

平成30年414日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で

公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。 

今回紹介します吟詠は、プログラム番号53番目に登場した

吟者 大陽日酸本社教場 平原正洲さん「平泉懐古)です。

詩文は以下の通りです。

     平泉懐古  大槻磐渓

三世の豪華 帝京に擬す 朱楼碧殿 雲に接して長し
只今唯 東山の月のみありて 来り照らす 当年の金色堂

 

平原さんから寄稿してもらいました文面は下記の通りです。

 私(平原正洲)は、4月14日(土)に開催された上記大会に、

今年も独吟に応募し、何とか無事に吟ずることが出来、安堵しております。

 

吟題は、11世紀から12世紀にかけての藤原三代(清衡、基衡、秀衡)の栄華を偲ぶ『平泉懐古』ですが、

作詩者の大槻磐渓は江戸時代後期から幕末にかけての仙台藩士・漢学者で、

藩校の「養賢堂」の学頭でもあったとのこと、幾度となく荒廃した平泉を訪れながら、

都・京都にも勝るとも劣らない往時の風情を思い浮かべ、胸を痛めたことでしょう。

 

また、既に江戸時代初期には松尾芭蕉が当地を訪れて、有名な俳句集『奥の細道』では、 

    *夏草や つわものどもが 夢のあと

    *さみだれの 振りのこしてや 光堂

と詠われており、同じ感慨に浸ったことと思います。

 

私も、数度、当地を訪れて中尊寺の金色堂は勿論、毛越寺の極楽浄土を顕した

美しく・素晴らしい池の形状や造作に胸を打たれたことを思い出します。

 

それでは、どうぞお聞きください。

最後まで、お聴き頂きありがとうございました。     

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