ウグイスぎんえい仲間で横浜市中区本牧の八聖殿への吟行シリーズも4回目になりました。八聖殿には八聖人の他、横浜の海の変遷、漁業の歴史、特に海苔の養殖についての展示が併設されています。長崎県大村湾で育った私は、横浜本牧が遠浅で豊かな漁場だったことにとても興味がありました。
では、今回は吟友久保萌照さんの吟詠「海を望む 藤井竹外」を紹介します。
海を望む 藤井竹外
鵬際晴開九萬天
無人之島定何邊
追風狂浪如奔馬
忽触巉礁砕作煙
<詩の心>
はるか水平線、海と空がどこまでも遠い。無人島はどこにあろうか?
風を追い荒れ狂う波は、まるで奔馬の様。切り立った岩にぶつかり、 砕け散り、一瞬、煙の様である。
<久保萌照さんの選句から> 安達漢城「太平洋」から思いを馳せたこの「海を望む」を聴いて下さい。 視線が遠から近へ、更に静から動へとダイナミックに展開されています。 色彩が、青い空と海、黒い岩、白い波と鮮やかに描かれています。この様な場面を思い頂き、萌照さんの迫力ある吟詠を下記いずれかの動画でお楽しみ下さい。
「海を望む 藤井竹外」(横浜八聖殿 吟行)
「海を望む 藤井竹外」(横浜八聖殿 吟行)
動画リンク
なお、私はR4.2.5「ブログ「風のこたろう」にリンクしました」の記事を公開しました。萌照さんはその作者です、是非訪問して下さい。 この1月18日記事には、「ウグイスぎんえい教室」が紹介されています。
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