私たちは「福祉吟詠」の仲間です。
改めて『私が思っている福祉吟詠は、自分のできる範囲で、原作をできるだけ理解して、原作者の気持ちにできるだけ溶け込み、自分が感じたままの朗詠(朗読・吟詠)を通して、聴く人にその感動を与えることで、周りを豊かに・幸せにしようとするものです。だから福祉吟詠では、上手下手を問いません。詩文、朗読そして吟詠に感情をこめた深みを、大事にしたいと思います。』・・・これが私の思いの「福祉吟詠」です。
その仲間6名で横浜市中区本牧にある八聖殿に吟行しました。
八聖殿は、昭和8年(1933年)に、大正から昭和初期に逓信大臣や内務大臣など歴任した熊本出身の政治家・安達謙蔵氏の別荘として建てられました。その姿は、法隆寺の夢殿を模して造られた正八角形の建物です。また、本牧岬の先端に建てられた八聖殿からは、美しい東京湾が眺められ、富士山や大山・丹沢、箱根の山々まで見渡すことが出来た、とあります。その本牧の海は遠浅で栄養分が高く、海苔の生育条件に適していて、明治末期から海苔の養殖が始まった、とお聞きしました。1階には横浜の海の歴史の変遷に関わる展示物がありました。
2階に八聖人の像が安置されています。詳細は別の機会に譲り、私たちは、往時を偲びつつ、館長さんのお許しを得て、それぞれ吟詠を楽しみました。たまたま八聖殿の見学にこられた方にも聴いて貰えて、嬉しいことでした。
今回の八聖殿記事を5回連載とする予定です。それぞれの吟詠を3,4分の動画に纏め公開しますので、どうぞお楽しみ下さい。 先ずは柳田泰水さん、廣岡幸吟さんの合吟「川中島 頼山陽」から、どうぞ。
横浜八聖殿で合吟「川中島 頼山陽」
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