私たちは公益社団法人日本吟道学院認可修神会の会員です。
日本吟道学院では年に2回昇段審査があります。
最初、詩吟の勉強を始めますと初段に挑戦します。
令和元年上期(5月)に開催されました昇段審査で、林敬祐さんの初段挑戦をご紹介します。
林敬祐さんは1、2年前、私の教場に参加されました。この様子をご覧になった方が、少しでも詩吟へ
参加してもらえるとうれしいな~と思って、ブログで発信しています。
昇段審査吟詠と講評・アドバイスを動画に収めましたのでご覧下さい。
海南行 細川頼之
人生五十 功無きを愧ず
花木春過ぎて 夏巳に中なり
満室の蒼蝿 掃えども去り難し
起って禅とうを尋ねて清風に臥せん
「海南行 細川頼之」の詩の心(日本吟道学院吟道範典より転記)
将軍義満の時代。幕府に派閥抗争があって、しきりに告げ口がやかましいので、
作者は51歳にして、要職をなげうち、髪を剃って、領国の讃岐へ帰ることにしました。
途中、舟の中で作ったのがこの詩と言われています。
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