JUNSKY blog 2015

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「日本の青空」映写会

2007-03-23 20:53:26 | 憲法
  「日本の青空」映写会開催

「9条の会を応援する有志のブログ」よりTB頂いたので転載します。

と き:2007年3月24日(土)
    11:00,14:30,18:30 の3回
ところ:西鉄高宮駅隣接 「アミカス」
    
参加費:1200円(製作協力券をお持ちではない方)
    製作協力券をお持ちの方は、そのチケットで入場できます。


お知り合いをお誘いの上、御参加ください。

「日本の青空」公式ホームページは、
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.html

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「憲法改悪手続法」 国会議員にメール・FAXの集中を!

2007-03-13 18:06:27 | 憲法
全国憲法改悪反対共同センターから緊急のメール要請が来ました。
私へ送付してきたのは、私も所属する福岡地区労連からです。
憲法改悪の手続きを進める「国民投票法案」(改憲手続法)が緊迫した事態になっているようです。

皆さんそれぞれの地元議員を含む国会議員の皆さんにメール・FAXを集中しましょう。
下記にリンク先が書いて在ります。

以下、送られてきた要請文です。
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各都道府県共同センター 御中
各労組・民主団体 御中
◆明日14日理事会、15日に特別委員会 22日の公聴会を提案 
■衆院憲法特の理事懇談会がセットされました。明日14日、午後4時から、委員
長室にて行われます。

自民党の保岡筆頭理事氏が本日午後、笠井事務所を訪れ、15日に憲法調査特別委
員会を開催し、22日の
公聴会開催を決めたいと言ってきました。

■ 国会議員にメール・FAXの集中を!  
*「国会議員にメール・FAXを送ろう!『「憲法改悪・国民投票法反対』一斉送信
メールフォーム」を開設。
*転送・転載は大歓迎です。
各団体の機関紙、ニュース、チラシ、メーリングリストなどで広く知らせましょ
う。
*特別委員・政党・マスコミにはメールだけでなくFAXも送ることができます

<共同センターホームページ> 
  http://www.kyodo-center.jp/index.htm 
<メールフォーム>
   http://www.kyodo-center.jp/douhoumail/douhou.htm

■15日昼に衆議院議面へ 特別委員会を監視しよう!
 憲法改悪反対共同センターは、15日の特別委員会開催に合わせ同日午9時か


12時まで傍聴体制をとります。昼休みには、衆議院議員面会所で国会報告、各
界の運動交流と決意表明、行動提起などを行ないます。東京・首都圏かんらの参加をお願いします。
傍聴希望者は笠井亮事務所(03-3508-7439)に事前に連絡を取ってください。

■特別委員・各政党に主権者国民の声をとどけよう。「憲法改悪はやめ9条を守
り 生かす政治を」「改憲のための手続き法はいらない」「改憲手続き法は徹底審議の上、廃案にしてください」「公聴会よりも国民の声を聞け」など、国民の声を届けましょう。


■地方・地域から地元議員への要請行動にとりくみましょう。改憲手続き法が憲
法を改悪して日本を「戦争できる国」にすることと一体であることと、改憲手続き法そのものの問題点を広く宣伝しましょう
。署名の取り組みを職場・地域・学園から強め20日の国会行動に持ちよりましょ
う。

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全国憲法改悪反対共同センター
事務局 全労連・総合国民局 高山
tel03-5842-5611 fax03-5842-5620
mail <taka@zenroren.gr.jp<
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世論の力が国会を動かした!

2007-03-08 17:26:53 | 憲法
憲法改悪反対共同センター 14時50分

全国から抗議が殺到、世論の力が国会を動かした!
  衆議院憲法調査特別委員会は開会できず


明日の「9の日」宣伝を地方・地域で大きく取り組みましょう!

 本日午前9時30分から設定されていた衆議院憲法調査特別委員会は、開会できないまま現在、理事会が休憩状態になっていましたが、本 会議終了後、「本日の特別委員会は開かれないことになりました」との放送があり、理事会が休会状態で委員会は開かれないことになりました。
 この結果少なくとも15日の公聴会は開かれないことが確実となりました。

 安倍 首相の支持率低落傾向を憲法改悪を全面にした改憲手続法制定で反動的、ファッショ的に打開しようとする国会運営は国民的な反撃の前に一定の痛打を与える結果となりました。
しかし、たたかいはこれからです。引き続き全国から徹底した宣伝、対話、署名を大規模に展開し、地元議員事務所をはじめ特別委員会委員に対しFAX、メール、はがき、直接 要請、その他あらゆる方法で抗議・要請・激励の行動を組織することが重要です。
 また、各団体・地方地域で「戦争する国」のための改憲反対の運動と改憲手続法反対の運動をいったいのものとしながら諸要求実現、二大選挙勝利の課題と結合し、安倍 内閣と自民、公明を大きく包囲する運動を強めることが求められます。

 そのためにも、3月20日の中央行動・中央集会を全国からの結集で大きく成功させ、改憲手続き法案阻止の一大転機を作り出しましょう。そのためにも、当面、特別委員長および各党筆頭理事などへの抗議要請を強化しましょう。

<抗議要請議員>        FAX番号

委員長 中山太郎    03-3580-0066

自民党 保岡興治    03-3506-8728

公明党 赤松 正雄   03-3508-3412

民主党 枝野 幸男   03-3591-2249

共産党 笠井 亮    03-3508-3919

社民党 辻元 清美   03-3508-3855

*憲法改悪反対共同センターのメール・FAX一斉送信には全議員、政党、マスコミ関係の要請先もありますので、大規模に広げてください。

http://www.kyodo-center.jp/
憲法改悪反対共同センター

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いよいよ『軍国主義まっしぐら』 の安倍内閣 日本版NSC

2007-03-01 18:41:42 | 憲法
首相官邸 海外で情報収集強化 検討会議 中間報告 秘密保全へ新法も(西日本新聞) - goo ニュース

『日本版NSC』という横文字言葉で、いよいよ安倍内閣は軍事先行の政治手法を確立しようとしています。

結局目指す方向は、米軍との情報の共有化を謀り、『集団的自衛権』という名目の日米軍事共同作戦を推進し、世界のどこでもアメリカが戦争を始めたら、「集団的自衛権」の発動としてこれを支援し(追従し)、日本国民を戦争に巻き込むものに他なりません。

これの行き着く先が憲法第9条を始めとする、日本国憲法体系の総決算というか「破産」「清算」です。

政府のすることで、横文字が付いているものは、要注意!
日本語でそのまま書くと国民にネタバレしてしまうので、なじみの少ない横文字で煙に巻こうとしてます。
私たち庶民風の日本語に読み替える必要があるんです。

『ホワイトカラーエグゼンプション』という本当にそれまで聞いた事が無かった長い横文字が出てきたときは、日本経団連が、さも労働者に仕事の自由度を拡大するものであるかのように大宣伝しましたが、実態は「残業不払い法」であることが、日本共産党の国会論戦などを通じて明らかになり、これをマスコミも使うようになったので、安倍内閣はひとまず提出を先送りにはしました。
これも再び息を吹き返しそうな状況ではありますが・・・

今回の『日本版NSC』も実態に即した庶民が解る名前を付けて、葬り去らなければなりません。

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まずは、上記西日本新聞の記事から一部を引用しましょう。(全文はこの記事最初のリンクをクリック)
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首相官邸 海外で情報収集強化
 検討会議 中間報告
 秘密保全へ新法も


2007年3月1日(木)10:10  西日本新聞Webニュース

 政府の「情報機能強化検討会議」(議長・塩崎恭久官房長官)は28日、首相官邸の情報収集・分析能力強化に関する中間報告を取りまとめた。(略)海外での人的情報(ヒューミント)収集機能の強化や、国の秘密保全のための新規立法、「内閣情報分析官」の新設‐などが柱。(略)
  中間報告は、国際テロ、大量破壊兵器などに関する海外の情報について「入手困難で不足している」と指摘。日本の外交官らが現在行っている情報収集では不十分とした上で「より専門的、組織的な対外人的情報収集の在り方を早急に検討し実現を図る」と強調した。

 秘密保全に関しては、国家公務員法の守秘義務違反の罰則が懲役1年以下となっている点を「抑止力が必ずしも十分でない」との認識を表明。罰則強化を含む統一的な新規立法について「検討が必要」とした。

 内閣情報分析官は、高度な分析能力を持つ官僚や民間研究者から数人を任命して内閣情報調査室内に配置。分析官は「情報評価書」の原案を作成し、内閣情報官を通じて外務、防衛両省などの局長級が参加する「合同情報会議」に諮った上、首相、官房長官、国家安全保障問題担当首相補佐官らに提出する。(略)

【解説】首相官邸の情報機能強化は、安倍政権が打ち出した国家安全保障会議(日本版NSC)を外交・安全保障政策の司令塔として有効に機能させる狙いがある。しかし、中間報告は情報を囲い込みがちな省庁の縦割り体質をどう変えるのかという視点が乏しい。むしろ、官邸の方針を要員確保の好機とみた省庁側の思惑にからめ捕られた印象もぬぐえない。

 官邸は外交安保政策での「企画立案」と「情報収集」を担当する組織の明確な区分を目指す。日本版NSCの役割は企画立案に特化、情報の収集分析は省庁に担わせる考えだが、課題は外務省、防衛省、警察庁、公安調査庁などにまたがる情報の共有と、官邸への一元化だった。

 こうした省庁幹部クラスの検討も踏まえてまとめられた中間報告は、国際テロなどを念頭に「内部情報の入手が困難で、情報が不足」と暗に“人手不足”を強調。情報の出し渋りを防ぐ仕組みについての言及は「省庁に情報連絡責任者を置き、内閣官房に常駐させる」という程度でしかない。

 情報一元化の担保がないまま、情報収集の態勢強化を訴えても、国民の目には、官邸の意向に便乗した「省益確保」としか映らない。 (東京報道部・植田祐一)
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以上、引用終わり

どういう名前が解り易いでしょうか?
ぜひ命名してコメント欄に書いてください。
「軍事情報独占立法」? これでは一面しか表現していませんね。
全体像が解り易い日本名を御願いします。

以上。
2007Mar01  18:40UP JUNSKY

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坂本 修 憲法講演会-3

2007-02-27 22:50:52 | 憲法
「坂本 修 憲法講演会」のレポートの3回目です。

講演は三つの部分より構成されていると前回書きました。
1.改憲(“壊憲”)策動の戦略と、改憲手続法たる「国民投票法」
2.緊急を要する改憲手続法をつぶす闘い
3.“光”はどこにあるか? 決してあきらめずに切り拓こう

今回は、第3の“光”はどこにあるか?の要約です。
題して「改憲阻止闘争の展望をどこに見るか?」


ここまでの話は重く暗かった。
では、我々はどこに“光”光を見出して闘うのか?

1)「日本国憲法」自体の持つ生命力

2)これを突き崩そうとする策動に度々晒されながらも
  これを護り続けてきた  私たちの闘いそのもの

3)世界は変わりつつある。
 ① 西側最大・最強の軍事同盟であったNATOの実質機能停止
 ② イラク戦争の経緯にみられるUSAとイギリスの孤立
 ③ 欧州におけるUSA追随政権の崩壊(スペイン、イタリアなど)
 ④ USAでの民衆や兵士や将校の抵抗運動
 ⑤ ラテン・アメリカで、反米(左派)政権の相次ぐ成立・再選
 ⑥ ラテンアメリカ共同体結成への動き
 ⑦ アジアでのアセアン諸国を中心とした平和の共同体構想
 ⑧ 非同盟運動の新たな発展
 これらの運動の中で「憲法9条は世界の宝!」の声が広がっている。

4)自公民の矛盾と社共の意気軒昂!
 ① 改憲手続法の“協議”の中で、民主党に「二の足を踏む」状況が生まれた。
 ② 民主党は、選挙に「得か?損か?」だけで、この問題を捉えている。
 ③ 安倍内閣の支持率が急速に低下する中で、「改憲を問う選挙」で
   勝てるのか?   との迷いが自民党の一部にも生まれている。
 ④ 公明党は、建て前として「自公民」での推進を標榜してきた手前
   民主党の戦線離脱で動揺し始めている。
 ⑤ 改憲派の結束は急速に弱まってきている。
 ⑥ 日本共産党はもちろん、社民党も改憲阻止では徹底抗戦の構え。

5)9条を守る運動の力の発展
 ① 「九条の会」は、先ほどの映画「戦争をしない国 日本」の中では
  5千と紹介されていたが、今では6千を超すと言う急速な草の根の発展を遂げている。
 ② 一方では、私たちの運動は「もう目一杯」という限界に達している訳ではなく、まだまだ広げてゆける可能性に満ちている。
 ③ あきらめてはいけない。 みんなできりひらく。

6)改憲を阻止できたときには大きな転換が起こる可能性
 ○「改憲阻止」は私たちの力を何十倍何百倍にし、この国の未来を開く“光”となる。
 ○「勝利は可能だ!」みんなが平和で人間らしく生きられる--もう一つの未来を実現しよう。
 ○ 憲法を活かしきったとき、日本は大きく変わる--そのことに希望と確信をもって進もう
  それは、自分のために!家族のために!世界のために!

7)まず何をするのか?
  「九条の会」の小森事務局長がいつも言っているように、
 「あなたの隣にいる人に話しかけてください。」「家族に、友人に、同僚に」
  大言壮語ではなく、身近なところから輪を広げてゆく、それも急速に!

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以上が、坂本弁護士のお話の大要です。

この最後の呼びかけを聞いたとき、私はこの前このブログで御紹介したチャプリンの「独裁者」でのチャプリンの演説を思い出しました。
なんと、よく似ているのでしょうか!

今日の記事で早速行動したくなった方は、下記からどうぞ。

「憲法改悪反対共同センター」国会議員・マスコミ一斉送信メールフォームは、ここをクリック

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「チャプリンの演説」に関する当ブログの連載は、ここをクリック
 このリンクから連載の前後を見ることができます。

「坂本 修 憲法講演会」-2

2007-02-26 22:20:44 | 憲法
「坂本 修 憲法講演会」のレポートの続きです。

講演は三つの部分より構成されていると前回書きました。
1.改憲(“壊憲”)策動の戦略と、改憲手続法たる「国民投票法」
2.緊急を要する改憲手続法をつぶす闘い
3.“光”はどこにあるか? 決してあきらめずに切り拓こう

今回は、第2の改憲手続法たる「国民投票法」の問題点と、これを成立させてはならないという課題についてです。

90分に及ぶ講演なので、要点だけを書いても長くなりますので、聴衆として受け止めた重点だけを箇条書きにします。

※ 憲法改正は早くとも3年後、遅ければ6年後だが、
改憲手続法は今年の憲法記念日(5月3日)を成立の目処としているので、
この法律の成立阻止は、緊急の課題である。

通してしまうと、改憲勢力に決定的に有利な条件整備となってしまう。
その問題点は・・・(順不同)
1)改憲のハードルはできるだけ低くする。
  賛成が有権者の2割前後でも改正を可能とする成立用件。
  棄権が多いと、国民の意思に反して改憲できる。
2)公務員・教員は、憲法への忠誠を宣誓させられるのにも拘わらず、
  憲法を護ろうという運動をすることを禁止させられる。
  この運動禁止対象者は500万人に及び、大きな力である。
  これらの人びとの活動を「萎縮させる」効果がある法律である。
3)国会議員数比例の「広報協議会」には、社共の議員が入れないか、
  圧倒的少数派になり、改憲派に有利な広報が行なわれる。
4)「広報協議会」は、改憲説明会を各地で開催するが、教育基本法公聴会で
  明らかになったように、「ヤラセ」が横行する可能性が高い。
5)マスコミへのCMは野放し ⇒ 原則自由
  「公平」の名の元に、金のある者しか広告できない不公平を保障し、
  繰り返しCMにより、国民をマインド・コントロール。
  全国CM放送は1回4~5億円。
  フル活用すれば、1千億円超にも。
 (このマスコミを総動員してのCMの危険性については、この記事末尾の
  坂本弁護士の「補足(私見)」を御覧ください。)
6)改憲のための二重に違憲の立法であるという本質。
7)改憲手続法を真っ先に提唱したのは民主党の枝野氏であるが、
  小沢党首になって、動揺が出てきている。

(つづく)

今日の記事で早速行動したくなった方は、下記からどうぞ。

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【自由法曹団の国民投票法に関する声明など】
【自由法曹団公式ホームページ】

国民投票法案の修正合意を許さず断固廃案を求める声明

自由法曹団の「声明」についての「補足(私見)」(東京支部・坂本修団員)

坂本 修 憲法講演会

2007-02-25 21:48:46 | 憲法
2月25日(日)北九州小倉・ムーブ2階大ホールにて
九条の会・北九州憲法ネット 共催の
「坂本 修 憲法講演会」が開催されました。

最初に片桐直樹監督のドキュメント映画
「戦争をしない国 日本」
の短縮版(35分)が上映されました。
 前評判通り、日本政治の現状に至る流れがアメリカ政府と軍の世界戦略(侵略と収奪)に押し流されたものであることを解り易く描いたものでした。
そして、その流れが憲法改悪を推し進めている原動力であることも改めて明らかになりました。
本編は90分と言うことですから、もっと詳しく状況が解るものでしょう。

坂本弁護士の講演90分に及ぶもので、74歳という年齢を感じさせぬ溌溂とした声で、立ったまま講演を続けられました。
演題は【憲法「改正」をめぐる情勢と闘いの展望】で、
お話は、およそ三つの場面に分けられていました。
1.改憲(“壊憲”)策動の戦略と、改憲手続法たる「国民投票法」
2.緊急を要する改憲手続法をつぶす闘い
3.“光”はどこにあるか? 決してあきらめずに切り拓こう

第一に、安倍政権が任期中の改憲を明確に掲げ、今年の選挙を「改憲を問う」選挙にすること、そして、今年の憲法記念日までに「改憲手続法」を成立させようと躍起になっていること、そしてその狙いが何かを明らかにしました。
それが、アメリカからの圧力によるものであることは、先ほどの映画がよく説明されていたとした上で、安倍総理がアメリカとの「血の同盟」を明確に打ち出したことに注意を喚起されました。

今回の改憲策動が「海外でアメリカとともに戦争をする国」=「血の同盟」にするための改憲であり、その実態は「イラク戦争」の現実を見れば明らかである。
イラク政府の公式発表でも十数万人、他の調査結果では60万人を下らない死者が出ており、米兵も多数死傷している。
戦争は、始めるときの予想を超えてゆく。それはイラク戦争でもそうであったが、満州事変を起こした軍部は広島・長崎を東京大空襲を予想できたか?当事者の想定を超えて拡大してゆく。
「血の同盟」で戦争をする国に日本がなれば、どうなってゆくか?
と、話を進めました。

(つづく)

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「戦争をしない国 日本」
公式ホームページは、ここをクリック
予告編はここをクリック
これに関するブログの一つは、大津留公彦のブログなど。

「血の同盟」については、
「主張する外交」と「血の同盟」
2006年10月5日(木)「しんぶん赤旗」

福岡 中央区・南9条の会の取組み

2007-02-18 20:15:02 | 憲法
2007年2月18日、福岡・中央区・南9条の会が取組んだ
学習のつどいが開催されました。

地元をはじめ、福岡市中央区全体から40名が参加し、講師の話を真剣に聴き入りました。

 最初の講演は「日本国憲法は押し付けられたか?」と題するもので、九州大学同窓生9条の会の榊山 惇氏が、一昨年よりブログに書いてきた「日本国憲法は先人の智慧と闘いの結晶」にもとずく内容や、昨年出版された【憲法「押し付け」論の幻】(小西豊治著)を中心に、先週NHKで放送された「焼け跡から生まれた憲法草案」にも触れながら、日本国憲法の成立過程について詳しく話されました。
大筋は、マッカーサーが当時の政府に「押し付けた」とされる憲法草案は、アメリカ製では無く、鈴木安蔵ら学者7名が興した「憲法研究会」が起草した「憲法草案」を元にしたものであり、そのルーツは自由民権運動の論客・植木枝盛の国憲按(1881年)にある、というものです。

 本題に入る前のプロローグでは、チャップリンの「独裁者」最後のチャプリンの演説の英文と和訳が紹介され、その映像も上映されました。
また、ベートーヴェンの第九交響曲のドイツ語の歌詞の一部と和訳も紹介され、日本国憲法第9条と第九の共通の精神について解説されました。
チャプリンの演説にはみなさん感動されていたようでした。

 「憲法研究会」が起草した「憲法草案」では国民主権が明確に規定されていましたが、各党が発表した憲法草案では、国民主権は明確ではなく、唯一日本共産党だけが国民主権を明確に規定したものであったことがNHKの番組にも触れながら紹介されました。日本共産党の簡潔な憲法骨子は、鈴木安蔵ら憲法研究会が「憲法草案」を1945年(昭和20年)12月26日に出す1ヶ月半前の11月11日に発表されていたことも紹介され会場から驚きの声が出ていました。
さらに翌46年6月には全百条からなる「憲法草案」を発表しています。

 中休みでジョンレノンの「イマジン」をみんなで歌った後、後半は三好永作氏による「北朝鮮核実験と東北アジア」の平和と題して講演が行なわれました。
 この中で、マスコミが極めて一面的な報道をしており、6カ国協議の全体像が見えて来ないとし、北朝鮮をテポドン発射や核実験に至らせた背景と、アメリカのダブル・スタンダード政策を詳しく解明しました。
 そして、平和的解決と核兵器廃絶への道について提言されました。

 講演2本終了後、活発な質疑応答があり、講師が返答に困るような難しい質問(イスラエル・パレスチナ問題、ユダヤ問題など)も出されました。

中休みの時間に、ファスレーン事務局の大津留公彦さんから、この運動の目的と課題、この夏の現地への派遣について、またブレア首相宛て署名について説明がありました。
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-9

2007-02-02 20:01:44 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

演説が終わり、口調は一転してやさしくなります。
 ハンナへのラジオを通した呼びかけです。
引続き、音楽用語で言えば
 sotto voce
  Lento


すなわち
 やさしく
  ゆったりと

と言うところでしょうか。

***************************
Hannah !
 Can you hear me ?
Wherever you are, look up, Hannnah.
 The clouds are lifting.
 The sun is breaking through.

We are coming out of the darkness into the light.
We are coming into a new world, a kindly world.
 Where men will rise above their hate,
  their greed, and brutality.

Look up Hannah.

The soul of man has been given wings.
 And at least, he is beginning to fly.
  He is flying into the rainbow,
   into the light of hope,
   into the future, the glorious future.

That belongs to you, to me and to all of us.

Look up, Hannah, look up.

*****************************
Uncle: Hannah, did you hear that ?

Hannah: Listen.

*****************************
The END 


***************************
(このフレーズでは、独裁者の支配を人民が団結して倒せば、暗雲は消え光がさす。その明るい空を見上げよう!と話しかけます。

直接にはハンナにですが、間接的には、その呼びかけをラジオで聞いている人々に、又この映画を通じて全世界の心ある人びとに呼びかけているのです。)


ハンナ!
 聞えるかい?
どこに居ようとも、顔を上げて
 暗雲はあがり
 陽光がさしてきている。

我々は暗闇から光に抜け出る。
そして、人びとが憎しみや暴虐や
 貪欲を克服した温和な世界、
  新しい世界に踏み出す。

見上げてごらんハンナ
 人の魂には翼が与えられている。
  そして、魂は飛び立とうとしている。
 虹に向かって飛ぶ、
  希望の光に向かって、
  栄光ある未来に向かって。
それは、君のために、私のために、
 そして全ての人びとのために

顔を上げて、ハンナ、見上げよう。
********************
おじさん(元下宿の家主):
 ハンナ、聞いていたかい?

ハンナ:聴いています。
********************

終わり


(逐語訳はブログ開設者JUNSKYによる)

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説シリーズを最後までお読み頂きありがとうございました。

幸い、憲法9条や第九交響曲にあやかる第9回で完結することができました。
別の記事にも書きましたが、チャプリンの演説やジョン・レノンの「イマジン」は
ベートーヴェンの第九交響曲の歌詞にも繋がっています。
ここをクリック

【Deine Zauber binden wieder Was die Mode streng geteilt;
 Alle Menschen werden Brüder,Wo dein sanfter Flügel weilt
 汝の(歓喜の)魅力は、時代が厳しく分断した者達を、再び結びつけ
 人類すべてが歓喜の柔らかな「翼」に包まれ兄弟となる。】

 (第九交響曲の歌詞の一節)

ぜひ、みなさんの感想をコメント欄にお寄せください。

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-9
このシリーズを最初から読む
第8回へ

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-8

2007-01-31 23:04:27 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

口調はますます激しく速くなります。
引続き、音楽用語で言えば
 piu cresc.
  fff
     agitato

すなわち
 さらに強く
  強く強く強く
   熱狂して

となり、演説を終わります。

***************************
Let us fight to free the world !
  To do away with national barriers !
  To do away with greed with hate and intolerance !

Let us fight for a world of reason !
  A world where science and progress
   will lead to all men’s happiness.

Soldiers, in the name of democracy,

  Let us all unite !
***************************
(このフレーズでは、最後に「民主主義の名のもとに団結しよう!」
ともう一度訴えて演説を終わります。
 これに続いてハンナへの呼びかけが行なわれます。次回掲載)

世界を解放する為に闘おう!
 民族の垣根を取り除いて!
 憎しみと偏狭からくる貪欲さを取り除いて!

理念のある世界のために闘おう!
 科学や発展が
  人びとの幸福に繋がる世界を。

兵士諸君、民主主義の名のもとに
  団結せよ!


(兵士たちの大きな喚声と拍手)

***************************

「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-8
このシリーズを最初から読む
第7回へ    第9回へ

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-7

2007-01-29 20:03:07 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

口調はいよいよ激しくなります。
引続き、音楽用語で言えば
 piu cresc.
  piu accell.
     appasionate

すなわち
 さらに強く
  さらに加速して
   情熱的に

となります。

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Let us fight for a new world, a decent world.
  That will give men a chance to work !
  That will give you the future
   and old age a security.

By the promise of these things,
  brutes have risen to power, but they lie !
They don’t fulfill that promise !
  They never will !
Dictators free themselves !
  But they enslave the people !

Now let us fight to fulfill that promise !

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(このフレーズでは、独裁者が口先だけ約束したことを実行させよう。
と呼びかけます。
 その約束とは、「若者に仕事を与える」ことであり、「高齢者に福祉を拡充する」ということで、現在の私たちの今の現実とぴったりしています。
 福祉のためと称して消費税を導入し、人民から金銭を巻き上げたのに、福祉は後退するばかり、大企業・大金持ちばかりが減税の恩恵に預かっている。
まさに権力者は人民をだましたのです。)


新しい世界、品性のある世界のために闘おう。
 人々に働く機会を保障し!
 あなた方に未来を与え、
  そして高齢者に対する生活保障を与える(世界のために)

これらの公約は独裁者も強調する。
  しかし、彼らは嘘つきである!
彼らは、その約束を守らない!
  彼らは全く守る意志がない!
独裁者は自らを解放し!
  人民をひざまずかせる!

今こそ、その公約を実現するために闘おう!


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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-7
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-6

2007-01-26 19:06:08 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

 前回に続いて音楽用語で言えば、今度は
 “molto cresc.”
   “molto accell.”


“もっと強く”
    “もっと加速して”
です。
 チャプリンの口調は、ますます熱を帯びてきます。

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Soldiers, don’t fight for slavery !
 Fight for liberty !
  In the 17th chapter of St. Luke, it is written.
“The kingdom of God is within men,
  not one man nor group of men.”
  But in all men, in You !

You, the people have the power !
  The power to create machines,
  the power to create happiness !
You, the people have the power
  to make this life free and beautiful
  to make this life a wonderful adventure !

Then in the name of democracy,
  let us use that power !
    Let us all unite !

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兵士諸君、隷属のためではなく!
 解放のために闘うのだ!
ルカ福音書第17章にこうある
 「神の王国は人々の中にある,
   一人の人間や一握りの集団にではなく,」
   あなたたち全ての人間の中に!

あなたたち人民には力がある!
  その力は機械を造る
  その力は幸せさえ創る!
あなたたち人民には力がある
  この生き方を自由で美しくする
  この生き様をすばらしい冒険にする(力が)!

さあ、民主主義の名のもとに,
 その力を使おう!
  みんな団結しよう!

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 書いているだけで感動で振るえそうです。
 そして、次回書く圧倒的な迫力の部分に至るのです。

「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-6
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-5

2007-01-23 20:03:43 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。
ここまでは、極めて冷静かつ低いトーンで語りかけてきたのですが、
ここから、音楽用語で言えば
 poco a poco cresc.
  poco a poco accell.

すなわち
 少しづつ強く
  少しづつ加速して

となります。

ここまでは、自分はこう思う、世の中はこうあるべきだ
 と、自らの考えを語っていたのですが、
ここからは、一転して
「兵士諸君!」と、呼びかけが始まるのです。

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Soldiers, don’t give yourself to brutes,
 men who despise you, enslave you,
 who regiment your lives,
  tell you what to do, what to think,
  and what to feel,
  who drill you, diet you, treat you like cattle,
   use you as a cannon fodder.

Don’t give yourselves to these unnatural men !
  Machine men, with machine minds and machine hearts !
 You are not machines !
  You are not cattles !
   You are men !

You have the love of humanity in your hearts.
 You don’t hate.
 Only the unloved hate.
  The unlove and unnatural.

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(このフレーズは、兵士たちに、「君達は機械ではない」 「君達は家畜ではない」 「君達は人間だ」と呼びかけ、人間性と愛を取り戻すように訴えます。)


兵士諸君!君たちの心を、渡してはならない。
 君達を侮蔑し 奴隷化している輩に
  君たちの命や生活を軍律で統制し、
   何を行い、どう考え、
    何を感じるかを統制する輩に
 君たちを家畜のように調教し、痩せさせる輩に
  君たちを砲火の餌食にする輩に(心を、渡してはならない)

君たちはこんな異常な者らに心を許してはならない!
 機械の意志と機械の心しか持って居ない機械人間に!
  君たちは機械ではない!
   君たちは家畜ではない!
    君たちは人間なんだ!

君たちは心に人類愛を持っている。
 君たちは憎まない、
  憎み返されたというだけで、
  不愉快で、納得できないというだけで


 (この最後の2行はちょっと意味が解りにくいので、誤訳の可能性があります。
  上記訳に疑義がある方は、コメント欄に修正案を御願い致します。
  現在Mikkyさんの訳を最後の3行に使わせて頂いております。)
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-5
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-4

2007-01-18 21:45:19 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

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Even now my voice is reaching millions through the world,
 millions of despairing men, women and little children.

Victims of a system that makes men torture
 and imprison innocent people.
 To those who can hear me, I say, do not despair.
 
The misery that is now upon us
 is but the passing of greed,
     the bitterness of men who fear
   the way of human progress.

The hate of men will pass and dictators die.

And the power they took from the people
 will return to the people,
 and so long as men die, liberty will never perish.


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(今回は、第2段落と第3段落が訳し難かったところです。
 みなさんならどう訳しますか?
 これらのフレーズでは最後のフレーズが最も重要です。)


今や、私の声は世界の果ての幾百万の人々に届く、
 幾百万の望みを失った男たち、女たち、こども達に。

人々に痛苦を与え、無実の人々を牢獄に送るような
 社会制度の犠牲者達よ。
私の声が届いているそれらの人々に私は声を掛ける
 「あきらめてはいけない」

今、惨劇は我が頭上にあるが、
 それは貪欲さの行程ではなく、
 恐れる人々の苦痛ではなく、
  人類の発展の過程である。

人々の憎しみは過ぎ去り、独裁者は死ぬ。
そして、独裁者が人民から奪った力は
 人民に戻ってくる。
  遅かれ早かれ人間は死ぬが、自由は絶対滅びない。

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-4
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-3

2007-01-15 23:42:15 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

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We think too much and feel too little.
 More than machinery, we need humanity.
  More than cleverness we need kindness and gentleness.

Without these qualities, life will be violent
 and all will be lost.

The aeroplane and the radio have brought us close together.
 The very nature of these inventions
 cries out for the goodness in men,
 cries out for universal brotherhood,
  for the unity of us all.

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(このフレーズは、前回に続く形式で技術の発展に伴う人間性の喪失を並立させ、これを人間の連帯で克服することを訴えます。)


我々は考えばかりで感じることができなくなった。
 機械化が進むほど人間性が必要となっている。
  知識が向上するほど、親切さや優しさが必要だ。

こういう品性がないと、生活は荒れ
 全てを失うであろう。

飛行機やラヂオは我々を相互に近づけた。
 みんなの団結のための
  普遍的な兄弟愛と
  人間の善良さを呼び起こす、
 これらの発明は全く必然的なものだ。 

 
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-3
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