双方が一旦合意した『72時間停戦』は、僅か数時間で破れたと云う。
ガザ戦闘:イスラエル、ハマス情報戦 停戦崩壊、双方が正当化
(毎日新聞)- 2014年08月02日 東京夕刊
既に死者は1600人を超し、刻々と増えている。
ガザ死者最大の1600人に、誘拐兵士は死亡か
(読売新聞) - 2014年8月2日(土)11:00
双方が相手側に原因があるように主張し、情報戦も活発だとのこと。
手を焼いていたアメリカのオバマ大統領も仲介に乗り出すことにしたようだが、
今や、イスラエルはアメリカをコントロールはしても、米国のコントロールは
全く効かないような立場の『逆転?』が生じている。
ガザ:「極めて困難だが…」米大統領が仲介努力続行表明
(毎日新聞)- 2014年08月02日 11時34分
もっとも米国の政治・経済は、ユダヤ人≒イスラエルに支配されていることは
国際的常識ではあるが・・・
ガザ、人道停戦崩壊=「ハマスが違反」と批判―イスラエル兵拉致か
(時事通信) - 2014年8月2日(土)00:11
しかし、イスラエルが非道な虐殺を続けていると、ヒットラーがユダヤ人殲滅を
実行しようとした歴史的犯罪を『免罪』する主義主張(ネオ・ファシズム?)が
大道を歩くようなことになるのではないか? が心配だ!
ガザ侵攻をめぐり、ユダヤ系に対する憎悪がヨーロッパで急激に広がっている
(jessica.elgot@huffingtonpost.com)- 2014年08月02日 11時07分
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ガザ戦闘:イスラエル、ハマス情報戦 停戦崩壊、双方が正当化
(毎日新聞)- 2014年08月02日 東京夕刊
【エルサレム大治朋子】
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム原理主義組織ハマスが1日に停戦を破棄して戦闘を再開したことに関し、地元メディアは同日、イスラエル政府が停戦に合意したのはハマスらが確実に停戦を守るとカタールから保証を得たためだったと伝えた。一方、ハマスの一部幹部は「イスラエルは攻撃を正当化するためにうそをでっち上げている」などと語り、双方はそれぞれの立場を正当化する情報戦を繰り広げている。
イスラエルのハーレツ紙(電子版)は1日、首相府高官の情報として、イスラエルが停戦に合意したのはカタールがハマスらの停戦意思を確認しているとケリー米国務長官から聞いたためだったと伝えた。米国などはハマスへの支援を続けるカタールをハマスとの交渉窓口とみなしているが、その信頼性に疑義を投げかけるためのリークとみられる。
一方、カタールなどを拠点とするハマスの在外報道官、オサマ・ハムダン氏はイスラエル軍がガザ南部で兵士が拉致された疑いがあると発表したことについて「拉致事件など起きていない。イスラエルが(ガザ南部の)ラファ攻撃を正当化するためにでっち上げたうそだ」と断言した。
また、ハマス政治部門幹部のムサ・アブ・マルゾク氏は、当初はトルコメディアの取材に「ハマスは兵士1人を拉致したが、停戦前だった」と発言。その後、仏メディアに「ハマスは拉致事件があったと(伝聞で)聞いたに過ぎない」と内容を修正し、現在は拉致事件があったかどうかも含めて明確にしていない。ガザの戦闘部隊とハマス高官の間の情報伝達に問題があるか、イスラエルなどとの交渉を有利に運ぶため、ハマスが情報操作している可能性がある。
兵士捜索のため、イスラエルはガザ南部への攻撃と侵攻を拡大させている模様だ。AP通信によると、イスラエル軍による1日の空爆などで民間人を含むパレスチナ人70人以上が死亡、440人以上が負傷した。これまでの戦闘でパレスチナ側の死者は1600人以上になった。イスラエル側は兵士63人を含む66人が死亡している。
ガザ死者最大の1600人に、誘拐兵士は死亡か
(読売新聞) - 2014年8月2日(土)11:00
【エルサレム=上地洋実】
停戦が崩壊したパレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍は1日、南部ラファでイスラム主義組織ハマスに対する空爆や迫撃砲攻撃を再び強化した。
ガザの保健省によると、7月8日の軍事作戦開始以来、ガザの死者は1600人に達し、過去のガザ地区の紛争で最大規模を更新している。
イスラエル兵1人が1日午前8時の一時停戦開始直後に誘拐されたとみられる事案では、イスラエル軍が捜索活動を続けた。ラファで地下トンネルの破壊活動を行っていた軍部隊が奇襲攻撃を受け、兵士が誘拐された可能性があるという。
主要紙エルサレム・ポスト(電子版)によると、ハマスの軍事部門は2日、「奇襲に参加した戦闘部隊と連絡が取れなくなっており、イスラエルの砲撃で殺害されたと思われる」とする声明を発表した。その上で、誘拐については、「戦闘中に誘拐に成功していたとしても兵士も死亡したものと思われる」と、人質として拘束している可能性を否定した。イスラエル軍によると、ガザ地区からは1日だけで61発のロケット弾攻撃があったという。
ガザ、人道停戦崩壊=「ハマスが違反」と批判―イスラエル兵拉致か
(時事通信) - 2014年8月2日(土)00:11
【エルサレム時事】
パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘で、人道目的の72時間の停戦が1日午前8時(日本時間同日午後2時)に発効した。しかし、わずか数時間後にガザ南部で激しい交戦が発生。イスラエル政府は停戦が崩壊したことを確認した。
イスラエル軍によると、1日午前9時半ごろ、ガザ南部ラファで、トンネルの中から武装勢力が現れ、少なくとも1人が自爆テロを実行。激しい交戦が展開され、武装勢力がイスラエル兵2人を殺害、さらに兵士1人を拉致したとみられるという。
その後、ガザからイスラエルに向けたロケット弾攻撃と、イスラエル軍によるガザへの攻撃が再開。ラファの近くでは、軍の砲撃により少なくともパレスチナ人約40人が死亡した。
イスラエルは「ハマスが再び、自ら約束した停戦を破った」(首相府当局者)と批判し、ハマスも停戦を破ったのはイスラエル側だと反論。ケリー米国務長官と電話会談したイスラエルのネタニヤフ首相は、「(ハマスに対し)必要な行動は何でも取る」と強調した。
国連の潘基文事務総長とケリー長官が発表した今回の停戦について、ハマスは「イスラエルが順守する限り」との条件付きで受諾。しかし、イスラエル軍はこの間もガザに残り、トンネルの破壊作業を続けることができたため、停戦が守られるか当初から不透明な状況だった。
イスラエルがガザでの軍事作戦を開始した7月8日以降の死者は、パレスチナ人1500人以上、イスラエル側では民間人3人を含む66人に達した。
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