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昨日の 【裁判員裁判】 で初の「死刑判決」がでたが、裁判員の苦悩の極一端が
メディアの報道によっても伺える。
大変な重圧であり、将来伴に心理的負担となる可能性がある。
カウンセリングなどでフォローするという話もあるが、そんなことで、
この心理的負荷が無くなるとは思えない。
裁判長は、裁判員の精神的負担を軽減するために被告に「控訴」薦めたが、
「控訴」されないまま有罪=死刑が確定し、処刑されたら裁判員の精神的負担
は、ますます重くなる可能性さえある。
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検察官や裁判官や弁護士は成りたくてなった人々であり、
「高額な報酬」を得ている。
これに比べて裁判員は殆ど実費弁済程度の
「超低額の報酬」しか支払われない。
こんな不合理かつ不条理な話はない。
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このブログにも、以前より何度も書いているが、
私は、極刑を下すような重大犯罪に
【裁判員裁判】 を活用することには反対だ。
むしろ、
市民の人権を侵害するような警察や検察の犯罪を問うものや、
リストラ・非正規切りや法令違反など企業の犯罪を裁く裁判や
政治家の腐敗を裁く裁判などに限定して応用するべきだと考える。
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「控訴勧めたい」裁判長説諭に波紋 裁判員初の死刑判決(朝日新聞) - goo ニュース
初の死刑判決 裁判員の熟慮と苦悩がにじむ
読売新聞 2010年11月17日(水)02:55
「被告人を死刑に処する」。
裁判長が判決を言い渡した瞬間、被告を見つめ、涙を浮かべる女性裁判員がいた。
「すごく悩んだ。思い出すと涙が出そうになる。それで察して下さい」。
判決後、50歳代の男性裁判員は、こう語った。いずれも熟慮の末の重い判断であったことがうかがえる。
男性2人を殺害した男に対し、横浜地裁が死刑を言い渡した。昨年夏から始まった裁判員裁判における、初の死刑判決である。
被告は、マージャン店経営を巡るトラブルを抱えた知人(国際手配中)の依頼を受け、面識のない2人を殺害した。
2人のうち1人を電動ノコギリで切断した犯行を、判決は「想像し得る殺害方法の中で、最も残虐な部類に属する」と指弾した。
裁判官と裁判員は、被告が事件の全容を供述したことや、反省の姿勢を示していることなど、酌むべき情状も検討した。
しかし、それでも、死刑を適用するしかないほど被告の犯行は残虐で悪質だ、と結論付けた。
一般市民が、究極の刑罰である死刑の選択に直接かかわる時代になったことを実感させられる。
同時に、裁判官だけで審理する場合と違った難しさも見えてきた。
法廷で残虐な証拠写真や凶器などを見せられた。評議で死刑の適用を巡り苦悩した。そうした精神的ダメージを受けた裁判員には今後、継続的ケアが不可欠だ。
検察は、論告求刑公判の際、「もし死刑にできないのなら、今後死刑になる者はこの国にいるだろうか」と述べた。
極刑を望む被害者遺族の感情を踏まえたものだ。
しかし、裁判員にとっては、そうした言葉が心理的重圧にもなりかねない。
ある刑事裁判官は、「裁判員へのいわば脅迫であり、不適切だ」と語っている。
裁判長が、判決を言い渡した後、
「重大な結論なので、裁判所としては控訴することを勧めます」
と被告に語りかけたことも、論議を呼ぶだろう。
それが仮に、裁判員の意向を受けた発言だったにせよ、裁判長が被告に控訴を「勧める」ことが妥当なのかどうか。
判決に自信がないことの表れだ、と受け止められれば、裁判官と裁判員が熟議の末に出した死刑判決の重みを否定することにつながりかねない。遺族感情を逆なですることにもなろう。
浮かび上がった課題を検証し、今後の裁判員裁判に生かしていかねばならない。
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