日刊スポーツなどの報道によると、爆笑問題の時事ネタがNHKの事前検閲で
没にされたと云う。 言論の自由の封殺はフランスのテロだけではない。
フランスのテロでは、事前の予告にに対して言論の自由を折ることは無かった
ために実際の銃撃テロで編集長を始め多くの人々が殺害されたが、
フランスの言論界・メディアでは、これに抗して言論の自由を守るために
闘ってゆく姿勢を示している。
その象徴として『JE SUIS CHARLIE』(『私はシャルリー』と云う意味)の
プラカードを掲げて集会やデモをおこなっている。
それと比べて、『日本最大の』言論機関である『NHK』自らが言論の自由を
率先して否定しているとは、何とも漫画的な皮肉である。
その上、日本の言論界の反応は鈍い!
こういう事前検閲(自主規制?)で政治家批判を抑圧されているのに
日本のジャーナリストたちは、『そんなこと当たり前』と思っているのか
日常茶飯事なので『不感症』に陥っているのか、何の行動も起こさない。
せいぜい、『こういうことが行われた』との趣旨を伝聞調で『報道』
するのが関の山である。
ブロガーも一部を除いて無関心のようである。
国策放送局が、自ら事前検閲・言論抑圧を日常的に行っていることに対し
ジャーナリストは抗議行動を起こすべきである。
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私の 『facebook』 より
爆笑問題がNHKの『新春寄席』に出演した際に、ネタを事前検閲され
「『政治家ネタ』は一切禁止」と用意したネタを没にされたとのこと。
民放ラジオで、その経緯を話したことで明らかになったようです。
NHKは、「日常行っていること」との趣旨のコメント。
NHKだけかどうかは解らないが、番組などに出演するタレントさん
に対して、『禁句』の説明を徹底しているとのこと。
【関連記事】
NHK の “自主規制” ⇒ 「事前検閲」 を民放ラジオで暴露した爆笑問題
観劇レビュー&旅行記 - 2015年1月9日(金)
識者に聞く NHK「政治ネタ却下」騒動と「表現の自由」危機
日刊ゲンダイ - 2015年1月9日
爆問 NHKで「政治家のネタ、全て没」
日刊スポーツ - 2015年1月8日12時43分
NHK会長「ギャグで個人打撃品性ない」
日刊スポーツ - 2015年1月8日18時1分
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【日刊ゲンダイ】より
識者に聞く NHK「政治ネタ却下」騒動と「表現の自由」危機
2015年1月9日 日刊ゲンダイ
これも「公平中立な報道」の一環なのだろうか。7日未明放送のラジオ「爆笑問題カーボーイ」でNHKからの“圧力”を暴露した「爆笑問題」。3日に生放送された「初笑い東西寄席2015」の制作サイドが政治家ネタにNGを出したと明かし、太田光(49)は「プロデューサーにもよるけど“自粛”なんですよ。政治的圧力は一切ない」、田中裕二(49)は「それが色濃くなってるのは肌で感じたね」と語った。
NHKは「放送にあたって娯楽番組の打ち合わせを出演者とする際、その中身について普段から明らかにすることはありません」(広報局)というが、この一件に「民放もNHKの姿勢に合わせていくことになれば、テレビ全体に猜疑の目が向くのも時間の問題かもしれません」と話すのは上智大の碓井広義教授(メディア論)だ。
「以前、自民党が民放各局に公平中立な報道に配慮するよう要請したのも正直、圧力だと思います。籾井(勝人)さんが会長になって以降、目に見えない自主規制をたくさんしているんだろうなと感じました。ネタうんぬんに限らず、扱うニュースの順番、長さ、論調に至るまで気にしているのではないでしょうか。しかも今回、そういった空気がエンターテインメントにまで浸透しつつあるということがハッキリした。これは嫌な世の中になってきているなと。『爆笑問題』はこれまで何度も生放送をこなしてきたプロですから、どこまでならOKか分かっているはず。それなのに過剰に気にして表現の自由を奪うのはいかがなものか。今の政治家は特に器が小さいところもあるから過敏になるのかもしれませんが、今回NGの前例をつくってしまったことで、今後の影響が気になります」
一方、民放はというと、元日の「爆笑ヒットパレード」(フジテレビ系)では爆笑問題の政治ネタはなかった。しかし、昨年12月26日深夜放送の「検索ちゃん ネタ祭り」(テレビ朝日系、※事前収録)では、太田が「小渕優子なんて当選した瞬間、“小渕ワイン”で乾杯。ルネッサ~ンス! その後、だるまの目にドリルで穴開けて」とボケ、「うちわ問題」で蓮舫(47)が松島みどり(58)を追及する場面を顔マネを交えて再現。これぞ爆笑問題の本領だろう。
安倍政権に対して弱腰及び腰をバラされてしまったNHK。4日から始まった大河ドラマ「花燃ゆ」も、安倍首相のご当地・山口を舞台にした「ゴマすり大河」といわれているが、政治介入もないのに、勝手に忖度して自主規制とは愚の骨頂だ。
NHKの“自主規制”を暴露した爆笑問題/(C)日刊ゲンダイ
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