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「安全な保育できぬ」保育士ら会見 中央保育園移転問題:西日本新聞

2013-06-25 21:27:56 | 政治
2013年06月25日(火)

 福岡市中央区の保育所が手狭になったことを一つの理由に、

認可保育所「中央保育園」の移転が強行されようとしている問題で

「中央保育園」の保育士と父母および保育関係者が記者会見を開いた。

保育園が、規模も大幅に拡大して(収容児童2倍)新築移転すること

そのものは、耐震性の問題もクリアするので、結構な話なのだが、

その移転候補地は、車の交通量が多い上、ガードレールのない幅5.5m

しかない狭い道路が通園路になり、イザという時に避難路として危険

である。 その上、その地域には数軒の所謂『ラヴ・ホテル』るや

パチンコ店など『風俗街』の一角だと言う。

 保育関係者は、「高島市長に直接会って話し合いたい」と要望したが、

高島市長は早々と6月19日に「会うつもりはない」と冷たく拒否!


 この市長、当事者の希望を聞かないで何処を見ている!



 厚労省の規定では、保育園のある地域には風俗店の建設を規制しているが、

福岡市の言い分は、厚労省は「保育園のある地域への風俗店の建設」禁止

しているが、「風俗街に保育所を作ること」迄は、規制していない。

と云う、『ああ言えばこう云う』式の倒錯した考え方。

 厚労省も「現在の計画は望ましくない」と苦言を呈していると云う。

 厚生労働省は「児童福祉施設の近くに風俗施設の営業を禁じた風営法の趣旨に反する」と首をかしげる。西日本新聞が人口100万人以上の10政令市と九州内2政令市の計12市に調査したところ、「風俗施設の近くに認可保育所がある」と答えたのは1市のみだった。
   (西日本新聞 - 2013年06月20日) 



 保育・文化運動関係者などからは、

「福岡市こども未来局」 は、 『福岡市こども見ない局』 だ

と云う『通称』(皮肉)で通っているとか (-_-;)


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「安全な保育できぬ」
 保育士ら会見 中央保育園移転問題

 西日本新聞 - 2013年06月25日(火) 00時33分
 


西日本新聞 Web 版。 紙面では、24面
2013年06月25日(最終更新 2013年06月25日 00時33分)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/22333
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 福岡市が同市・天神地区のラブホテルなどが立ち並ぶエリアに認可保育所「中央保育園」の移転を計画する問題で、園の保育士や保護者が24日、計画中止と現地での建て替えを求め、記者会見を開いた。保育士たちは計画地周辺の交通量が多く、通園路の狭さを指摘。「今の予定地では安全な保育はできない。市長に直接、思いを伝えたい」として、高島宗一郎市長への面会を訴えた。

 出席したのは同園に勤める保育士約40人のうち23人と、在園児や卒園児の保護者約20人。計画では、現在、入居する中央区今泉1丁目の市立中央児童会館から、約200メートル離れた建設予定地へ移転。車の交通量が多い上、ガードレールのない幅5・5メートルの狭い道路が通園路になるという。裏手にはパチンコ店、半径200メートル以内にラブホテル7軒がある。
 保育士たちは今年5月ごろから災害時の避難路や園児の散歩ルートなどを検討。主任保育士の鶴田敦子さん(54)は「当初から不安があった。具体的に検討する中であそこでは子どもたちの安全が守れないと判断した」と打ち明けた。
 移転後は、定員を現在の150人から300人に増やし、深夜2時までの保育を計画。副主任保育士の安部昌代さん(52)は「緊急時は保育士1人が園児2人を抱えるのが精いっぱい。市側が検討する歩道の整備や避難経路の確保も踏まえて歩き回ったが、全員の安全な避難は非常に厳しい」と強調した。

 保護者たちは18日に市長宛ての面会要望書を提出したが、高島市長は19日の会見で、面会に応じない考えを示す一方、「子どもを深夜まで預け、仕事の後に迎えに行ける保育所がほしいという親のニーズがある」と移転理由を述べた。
 園を運営する福岡市保育協会は着工を延期し、来年4月の開園を断念したことを表明している。
=2013/06/25付 西日本新聞朝刊=




  毎日新聞 - 2013年06月25日(火) 写メ

福岡市 風俗施設近くに保育所
 「待機ゼロ」に焦りか 他市「考えられない」

 西日本新聞 - 2013年06月20日(木) 05時26分
 

 福岡市が認可保育所を風俗施設が集まる地域に移転を計画し、保護者らの猛反発を受けている。市は「違法ではない」と主張するが、厚生労働省は「児童福祉施設の近くに風俗施設の営業を禁じた風営法の趣旨に反する」と首をかしげる。
西日本新聞が人口100万人以上の10政令市と九州内2政令市の計12市に調査したところ、「風俗施設の近くに認可保育所がある」と答えたのは1市のみだった。


 「行政が自ら保育所を風俗施設の近くに整備するなど考えられない」と指摘するのは札幌市。不適切な地域に立地させないように市がチェックする役割を担っており、認可保育所の募集要項には約100メートル以内に風俗施設がある場合は認可できないとの規定を定めているという。
 さいたま、名古屋、仙台の3市も同種の認可条件を明記している。

 大阪と北九州両市は規定はないが、「認可審査の際、近くに風俗施設がないか確認している」。
横浜市は「風俗施設があれば、他の土地を選ぶよう指導する」と説明。
 唯一、ラブホテル近くに認可保育所がある神戸市は「保護者からの苦情はない。仮にあれば認可できなかったろう」としている。

 福岡市によると、子育て世帯の転入や共働き世帯の増加などで待機児童数は5年前から増加傾向にあり、昨年度は過去最高の893人を記録。市は同年度に1400人分の認可保育所を整備し、今春には6年ぶりに待機児童が減少に転じた。
 本年度は新たに1900人分を整備、来年4月には「待機児童ゼロ」を目指す。今回問題となっている大規模保育所が来春までに開園できなければ「ゼロ達成は難しい」(市幹部)というのが現状だ。
 市こども未来局幹部は「今回の保育所よりもっと環境の悪い認可外保育所に預けざるを得ない人がたくさんいる。何としても都心部に大規模の認可保育所をつくる必要がある」と話す。
 この保育所の保育士の女性は「今の移転予定地では子どもたちを安心安全に保育できる自信がない。待機児童解消のためとはいえ、強引に進める市のやり方は本末転倒としか思えない」と計画の変更を訴えている。
     = 西日本新聞朝刊 = 



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