名村造船 が 『佐世保重工業を完全子会社化』 の ニュース を見て…
私が、「三菱重工業が日本一の造船会社」 と 思っていたのは大きな間違いでした。
現在の処、業界TOPは、今治造船だとのこと。
三菱重工業(MHI)は、意外や意外 国内第9位だとのこと。
現在、MHIは、イタリア船籍の 『超大型豪華客船』 2隻 を受注し、長崎造船所で
1隻目の建設途上とのこと。 2隻目の建造にも今年中に着手するらしい。
今回、統合される名村造船と佐世保重工の新会社は、『ばら積み船』など
専用貨物船が中心で、業界第3位になるとのこと。
豪華客船を建造する技術においては、MHIが日本一なのだろうか?
名村造船、規模拡大で開発力強化 佐世保重工を子会社化
(フジサンケイビジネスアイ) - 2014年5月24日(土)08:21
造船専業の名村造船所は23日、佐世保重工業を株式交換で完全子会社化すると発表した。両社によると、竣工(しゅんこう)量は今治造船、ジャパンマリンユナイテッドに次いで国内3位になる。造船業界は、2008年秋のリーマン・ショック以降の需要減や中韓勢との競争に見舞われている。規模拡大で開発力や調達力を強化し、生き残りを図る。
株式交換は10月1日付で、佐世保重工の株式1株に対し、名村造船の株式0.128株を割り当てる。佐世保重工は上場廃止になる見込み。
名村造船の佐賀県の工場と、佐世保重工の長崎県の工場は距離が近いうえ、両社は船種も似ていることなどから、設計開発や調達などでシナジーを発揮できると判断した。
名村造船の名村建介社長は会見で、「両社の経営資源を活用することで勝ち残りを目指す」と述べた。現時点で人員削減などは予定していないという。
造船業界では、昨年にIHIとJFEホールディングスが造船子会社を合併してジャパンマリンユナイテッドを設立。川崎重工業と三井造船の統合交渉は白紙に戻ったが、あらためて専業メーカーも含めた再編の動きが活発化する可能性もある。
三菱重工グループ、舶用排熱回収システムを搭載した初の鉱石運搬船が就航
(マイナビニュース) - 2014年5月23日(金)08:00
三菱重工グループの三菱重工舶用機械エンジンは5月22日、舶用エンジンの排ガスを最大限に回収・利用して発電効率を高める同社独自の舶用排熱回収システム(MERS:Mitsubishi Energy Recovery System)を初めて鉱石運搬船に搭載し、海上試験において従来船と比較して大幅な燃費削減を達成したことを発表した。
電力消費量の多いコンテナ船のような大型船に搭載した際の燃費削減や環境負荷低減はすでに実証されていたが、それ以外の船舶で実証されたのは今回が初めて。
今回の舶用排熱回収システムは、名村造船所が建造した商船三井の鉱石運搬船に搭載されたもの。MERSは、排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせ、それらを最適制御することで、広い運転域からの排熱を回収して燃費効率を高めるシステム。
今回、これにシャフトモーターを追設、余剰電力を同モーターを通して主機関に還元することで、排ガスエネルギーをさらに余すことなく回収可能として、約8%の燃費削減を達成した。
三菱重工舶用機械エンジンは今後も、船舶のエネルギー効率を高める多様かつ独創的な省エネ・新環境ソリューションを提案し、船舶の効率化と地球環境保全に貢献していくとしている。
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