本日付の、朝日新聞報道(Web版)によると、
【ローマ法王ベネディクト16世は9日、各国の駐バチカン大使に対する新年のあいさつの中で、日本の原発事故などに触れて環境や生態系を守ることの重要性を訴えた。】
と云う。
「フクシマ 無関心でいられない」 新年にローマ法王
(朝日新聞) - 2012年1月10日(火)10:56
その中で、
【我々は福島の原発で起きたような、
生態系を破壊する大災害に無関心ではいられない】
と述べ、原発事故が人類も含む、地球の生態系を破壊するものとの
認識を示し、事態を憂慮したようだ。
日本の政府には、誰もこういう側面でのものの見方ができないようで、
危機的状況を認識できず、対策も後手後手(ゴテゴテ)になっている。
「人類の危機」という認識が座っていれば、今のような遅々たる対策で満足
していないはずなのだが、「精一杯やっている」で、事を済ませようと
しているように見える。
私の考えるに、おそらくフクシマ原発事故は、世代交代の早い小動物
(昆虫、軟体動物、魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類などを含む)に
まず奇形や異常個体が多発し、数年後には家畜類などに異常が発生し、
十年乃至数十年後には、人類や大型動物に異常が多発することになるだろう。
世代交代がさまざまな植物などにも異常が発生する可能性も高い。
まさか、ゴジラが誕生することは無いとは思うが、ゴジラの最初の映画が、
核開発や南洋での核実験に対する警告であったことを忘れてはならない。
下手をすると、地球上の生態系全体を狂わせ、地球生命が滅亡する
引き金を弾いてしまったかも知れないのだ!
ゴジラが長年に亘って核開発を止めるように訴えていたにも関わらず・・・
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【関連記事】
大阪の原発住民投票審査へ 市民団体「法定数超す署名」
(朝日新聞) - 2012年1月9日(月)21:59
全国からツバメの巣集め原発影響調査 山階鳥類研究所
(河北新報) - 2012年1月9日(月)10:30
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「フクシマ 無関心でいられない」 新年にローマ法王
(朝日新聞) - 2012年1月10日(火)10:56
我々は福島の原発で起きたような、生態系を破壊する大災害に無関心ではいられない――。ローマ法王ベネディクト16世は9日、各国の駐バチカン大使に対する新年のあいさつの中で、日本の原発事故などに触れて環境や生態系を守ることの重要性を訴えた。
法王は福島原発事故のほか、東南アジア各地での洪水などの天災に触れ、「環境を守ったり、気候変動や貧困と闘ったりすることは、人類全体の発展にとって大切な問題だ」と話した。また今年6月にブラジル・リオデジャネイロである「国連持続可能な開発会議(リオプラス20)」の成功を期待した。(ローマ=石田博士)
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大阪の原発住民投票審査へ 市民団体「法定数超す署名」
(朝日新聞) - 2012年1月9日(月)21:59
大阪と東京で原発の是非を問う住民投票を目指す市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」は9日、投票条例制定を大阪市に直接請求するために市民から集めた署名が地方自治法で定められた必要数(有権者の50分の1)を超えたと発表した。
16日に署名簿を大阪市選管に提出する予定で、市選管の審査でも必要数が認められれば橋下徹市長に条例制定を請求する。投票の実現には市議会で過半数による可決が必要で、議会の対応がカギ。原発の立地・誘致自治体以外で住民投票が実現すれば全国で初めてで、消費者の意思を電力会社や自治体に明示する機会となる。
署名集めは昨年12月10日にスタートし、大阪は9日が期限だった。発表によると、9日時点で集計できた署名は必要数の4万2673人分を大きく超え、5万人に達したという。最終的に約5万3500人分になる見込み。署名簿が提出されると、市選管は名前・住所・押印があるかなどを審査する。
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全国からツバメの巣集め原発影響調査 山階鳥類研究所
(河北新報) - 2012年1月9日(月)10:30
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質が生態系に及ぼす影響を調べるため、山階鳥類研究所(千葉県)が、全国からツバメの巣を集めている。
ツバメは、放射性物質がたまりやすい水たまりの泥などで巣を作る。鳥類は食物連鎖の上位にあり、餌を通じ高い被ばくをする可能性もあるため、個体に異常がないかの調査も検討している。
研究所によると、ツバメは春先、主に東南アジアから日本に飛来。夏に繁殖し、秋には戻っていく。
巣はカラスなど天敵を避けるため、民家の軒下など人間の生活圏に作る。水たまりや水田の泥をくわえて運び、くちばしで塗り固めていく。
チェルノブイリ原発事故後、原発周辺で羽が白くなったり、短くなったりしたツバメが見つかったという報告もあるといい、岩見恭子研究員は「巣が汚染されていれば、ひなに悪影響が及ぶことも考えられる」と言う。
福島県内の野鳥の会にも協力を呼び掛けており、採取した巣を、場所や周辺環境の記録とともに送ってもらう。放射性物質の測定は国立環境研究所が行う。
巣の取り方など詳細は山階鳥類研究所のホームページで。昨年繁殖が行われた巣が対象で、今春の渡りの前まで続ける。ひながいなくなった巣は冬の間に自然と落ちることが多く、取った場合でもまた新たに作るとみられるという。
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