当ブログの3月25日付け記事
NPOを『活用』して 原発の必要性を説く 原子力ムラ (毎日)
の続報です!
一般参加者を装って九州電力社員が玄海原発の公聴会で発言し、問題になった
事件がありましたが、この九州電力社員はNPO団体のメンバーとして参加し、
原発推進プロパガンダを行なっていたことが毎日新聞の調査で判明したとのこと。
また、玄海原発以外の各原発公聴会でも、電力関係企業や団体から財政支援を
受けているNPO団体メンバーが参加し、積極的な発言を繰り返していたことも
この記事では報じられています。
早い話が、これらの原発公聴会は「ヤラセ」乃至「仕込み」だった訳です。
もちろん、そんなことだろうとは思っていましたが、マスメディアの取材で
裏付けられた訳です。
この毎日新聞Web記事の最後の方には、ダメ押しにこんなクダリが・・・
【当時の原子力委員会関係者は
「人を(動員して)入れているのは賛成派も反対派も一緒。
『やらせ』はどっちもある」と説明した。】
まぁ何と、この原子力委員会関係者は、『やらせ』を公然と認めた 訳だ!
原発マネーに支配されているrマスメディアが大半の中で、毎日新聞や
東京新聞の記者にはジャーナリスト魂を持っている人が居るようです。
エールを送ります。 御奮闘ください!
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原発プロパガンダ:
電力業界から資金提供のNPO関係者、公聴会4会場で発言
毎日新聞 - 2013年03月28日(木) 東京朝刊
九州電力の「大量動員」が明らかになった原子力委員会の05年の公聴会は、他に全国4会場で行われたが、その全てで電力業界側から資金提供を受けたNPOやそのグループのメンバーらが発言していた。発言者は毎日新聞の取材に「自分の意思で出席し意見を述べた」と話すが、原子力委員会関係者は「賛成派も反対派もそれぞれ動員を掛けていた。発言者は賛成、反対のバランスを取るよう配慮した」などと証言した。
公聴会は05年8月18〜26日、青森、福島、佐賀、福井、東京で行われ、135〜271人が参加。参加者が挙手して指名する方式で、各会場では21〜30人が原子力政策大綱案への賛否を述べた。
このうち青森で発言した3人と、福島、東京の各1人は、電力業界側からの多額の事業資金提供が明らかになったNPO法人「あすかエネルギーフォーラム」のメンバーか、同フォーラムのネットワークに参加する団体のメンバーだった。当時あすかでは現原子力委員の秋庭悦子氏(64)が理事長を務めていた。
また福井の2人は、秋庭氏もメンバーで電気事業連合会が資金提供し人的支援もしていた任意団体「フォーラム・エネルギーを考える」(ETT)のメンバーが代表を務める団体に所属していた。
発言したNPOメンバーらは各会場で「電源3法交付金のメリットを分かりやすく説明してほしい」「放射線への不安が来るのは知識がないから。教育が一番大切」「原子力発電は必要不可欠」などと意見を述べていた。
一方、当時の原子力委員会関係者は「人を(動員して)入れているのは賛成派も反対派も一緒。『やらせ』はどっちもある」と説明した。
原子力委員会は「現在、事実関係を調査している」と回答した。
【毎日新聞:杉本修作、向畑泰司、町田徳丈】
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毎日新聞 - 2013年03月25日
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