JUNSKY blog 2015

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朝日新聞が挙げた残り二つの証拠

2006-06-05 15:06:29 | 事件・事故
【水死女児の母、逮捕】の大見出しの朝日新聞が次に挙げる、警察発表の証拠は、

② 事件現場“近く”に同じタイプのタイヤ痕があった。
である。

同じ「タイヤ痕」と言っていないことに注目。
全く同じとは特定できていないようである。
同じようなタイプは、同時期に発売された同じような車種であれば何本でも何百本でもあるだろう。
これも、報道を通じて視聴者を「犯人扱い」に誘導するものである。

次に、

③ 男子児童が見当たらなくなった頃に、白いライトバンが後部ハッチを閉めた

であるが、ハッチやトランクを閉めた人は、犯人にされてしまうのか?
全く、特定されていない情報を元に、その頃トランクを閉めた人を犯人扱いするなら、この近辺に配送に来ていた運送屋さんの多くが犯人となることになる。
これも証拠としては甘い。

これほど素人が考えても証拠が甘いのに、一方では
この女性の離婚暦や職歴を暴きたて、『いかにも犯人らしい』ように誘導をしているTVもあるが(朝ズバッ!もしかり)、朝日新聞まで、これをやっているのには驚いた。

今時、離婚する人たちは枚挙にいとまが無いし、子育て中に離婚や失業すれば、それこそ仕事があれば何でもするというのは母親として当然である。職を転々とするというのは、簡単に首を切る社会体制に問題があるのであって母親のせいではない
そういう中で食事がコンビに弁当になることは致し方ないではないか?
それなのにも関わらず、みのもんた氏は「母親失格だ」と悪罵を浴びせた。
高収入のみのもんた氏には、離婚した母親の生活環境や心境はわからないのも無理は無い。

私は、万が一彼女の有罪が確定するまでは、容疑者とも犯人ともせず、客観的に見てゆきたいと思う。

秋田小1児童殺害事件-4
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