あっという間に一年が過ぎ去り、早(はや)慌ただしい年の瀬です。
あの 【年越し派遣村】 は、おと年の話だったんですね。早いものです。
去年は、国の要請を受けた東京都が「公設派遣村」として国立オリンピック
記念青少年総合センター(渋谷区)で12月29日から開設したが、
今年は石原都知事が拒否したこともあって、開設されないそうです。
一方で、一部のハローワークや自治体では年末相談会を開催する予定
とのことなので、活用が望まれす。
年末緊急相談は両日(28, 29)とも
午前10時から午後5時まで。
窓口を設けるハローワークは次の通り。
▽札幌▽大宮▽千葉
▽飯田橋▽品川▽新宿▽木場▽府中
▽横浜▽川崎▽浜松▽名古屋中
▽京都西陣▽梅田▽大阪西▽堺▽神戸
▽福岡中央▽小倉。 [時事通信社]
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政府が中止決定した背景としてあげているのは、
就職活動のための交通費として2万円が支給されるたその夜にトンズラ
した不届きな連中が一部居たことなど幾つかの問題が起きたこと。
公的機関が就職支援を直接行わずに現金を渡して個人の責任に転嫁した
ことが問題の本質であろう。
金目当て、食事目当ての不届きな連中が集まってくるのはやむを得ない。
福岡で「一日派遣村」をやった時も労働相談や就職相談のコーナーには
並ぶ人は少なかったが、炊き出しの方は数百人並び、食べた後はサッサと
立ち去って行く人が大半だった。 そういうものである。
金で解決しようと言う政府の考えそのものが甘かったのではないだろうか?
しかし、本当に生活に困窮している人々は益々増えているのであり、
「派遣村」方式にするか否かは別として、生活再建のための緊急な公的支援
は、一層望まれているのである。
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派遣村なき年の瀬は 続く不景気、通年支援に移行(産経新聞)
公設派遣村、今年はなし 厚労副大臣が明言
(共同通信) 2010年12月24日(金)19:09
厚生労働省の小宮山洋子副大臣は24日、住居がない人や生活困窮者の年末年始の対策について、記者団に「対応は30日までで、昨年のようなことはしない」と述べ、政府として今年は「公設派遣村」を開かないことを明言した。
昨年は国の要請で、東京都が公設派遣村を提供。
国立オリンピック記念青少年総合センターに約830人を受け入れたが、今年は 石原慎太郎都知事が「協力しない」と拒否。
年末緊急相談、11都道府県で=29、30日―ハローワーク
(時事通信) 2010年12月25日(土)00:03
政府は24日、失業者に対する年末緊急職業相談を29、30の両日、11都道府県の19カ所のハローワークで実施すると発表した。完全失業率が5%台に高止まりするなど、雇用情勢が依然厳しいため。職業相談・紹介のほか、住居を失った失業者への住宅情報の提供なども実施する。
また政府は、これらのハローワークが所在する自治体に協力を要請。住居・生活支援の対応などで、連携を図りたい考えだ。
一方、国が助成し、東京都が 昨年末に臨時で設けた「公設派遣村」は、今年は設置しない。
年末緊急相談は両日とも午前10時から午後5時まで。窓口を設けるハローワークは次の通り。札幌▽大宮▽千葉▽飯田橋▽品川▽新宿▽木場▽府中▽横浜▽川崎▽浜松▽名古屋中▽京都西陣▽梅田▽大阪西▽堺▽神戸▽福岡中央▽小倉。
[時事通信社]