福島原発の汚染水問題は解決しようが無い。
配管を地中に埋めて、地盤を凍らせて汚染水を堰止めるのに何百億円も
費やすと云うが、何と馬鹿げた税金の無駄遣いか!
どうせ、そのメーカーに騙されたのだろう。
何故なら、凍らせ続けるのに年がら年中何十年も下手すると何百年も
冷凍するための電気を流し続けなければならないのだから。
また、堰止めれば、陸側に汚染水が毎日400トン?!もたまり続けるので、
その溜まった汚染水をどうやって処理するのか(タンク設置も限りがある)
も不明であり、付け焼刃に過ぎない。
原発は、事故であろうと定期点検であろうと、原子炉が停止すれば、
燃料や使用済み燃料を冷却し続けるために、原発の外から大量の電気を
送り続けなければならない。 全く効率の悪い電気喰い虫なのである。
実際には、汚染水がどんどん海に流れている(すなわち世界中の海を
汚し続けている)と云うのに、オリンピック招致にうつつを抜かして良いのか?
世界中の若い男女アスリートを放射能に晒すことになるのである。
IOC委員の中にも、放射能汚染を恐れる方が居るようだが当然のことだ。
若い男女を放射能汚染の危機に晒さないためにもIOC委員の皆様には
良く考えて判定して頂きたいものである。
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汚染水問題の影響否定せず=20年五輪選ぶIOC委員
(時事通信) - 2013年9月5日(木)17:56
【ブエノスアイレス時事】
東京がマドリード、イスタンブールと争う2020年夏季五輪招致で、東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題が暗い影を落としている。7日に行われる国際オリンピック委員会(IOC)総会での開催地決定を控え、投票権を持つIOC委員の反応を探った。
候補都市を抱える国の委員とロゲ会長を除く97人に1回目の投票権がある。東京招致委員会の竹田恒和理事長は不安を打ち消すために、委員全員に書簡を送った。委員の多くは慎重に言葉を選びながらも、影響を否定しない。
理事を務めるファゼル委員(スイス)は「原発問題は世界の至る所にある。他の都市にプロパガンダとして利用されたかもしれない」と同情的だったが、「東京に投票しないことの口実にする委員もいるだろう」と話した。
カスパー委員(スイス)は依然として東京が最有力との見方を示した上で、「東京はその話(汚染水漏れ問題)をしない方がいい。自ら台無しにすることになる。負の要素を見て、投票する都市を決める委員が多数派ではないことを願う」と述べた。
チンクアンタ委員(イタリア)は国際スケート連盟会長として、11年の東日本大震災の直後に東京で予定されていたフィギュアスケート世界選手権をモスクワで代替開催した。20年五輪は7年後とはいえ、「福島で起きたことは、東京招致にとって深刻なことだ」と率直に語った。
タンク汚染水、地下水混入か=放射性物質を検出―福島第1
(時事通信) - 2013年9月5日(木)21:02
東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから放射能汚染水が大量に漏れた問題で、東電は5日、タンク南側の観測用井戸で4日に採取した地下水からストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり650ベクレル検出されたと発表した。東電は「汚染水が土壌に浸透し、地下水に混じっている可能性がある」と説明している。
東電はこれまでに、タンクから漏れた汚染水の一部が側溝から海に流出した可能性を認めているが、地下水を通じて海に到達する恐れが出てきた。
東電によると、この井戸は汚染水が漏れたタンクの南約15メートルに位置し、タンク群を囲っているせきの外側にある。付近に水たまりなどは確認されていないが、8月29日に地表面の線量を計測したところ、毎時0.17ミリシーベルトで周囲より若干高かった。
第1原発には敷地西の山側から地下水が流れ込んでいる。流れの方向で見ると、井戸は漏出タンクの上流にあり、東電は「汚染経路は不明」と説明。タンク周辺の追加ボーリング調査や土壌の分析などで、地下水への影響を詳しく調べる。
福島第1原発 難題抱える2つの汚染水
(産経新聞) - 2013年9月3日(火)15:25
東京電力福島第1原発の汚染水問題は建屋地下に流入する地下水が汚染されていく地下汚染水と、それを貯蔵するタンクからの漏洩(ろうえい)との2つがある。
福島第1原発の1~3号機では、溶けた燃料を冷却するために原子炉に水を注入し続けている。その水が燃料に触れた後、放射性物質に汚染され原子炉建屋地下などにたまっている。
冷却した水は循環させて再び冷却に使用するので、これだけでは増えない。問題は建屋地下に1日約400トンの地下水が流入していることだ。このため汚染水が増え続けている。これが原発の港湾内の海に流出。東電の試算ではトリチウム40兆ベクレル、ストロンチウム10兆ベクレル、放射性セシウム20兆ベクレルが流れた可能性がある。
トリチウムは保安規定で、年間の放出基準値が22兆ベクレルとされている。東電によると、第1原発からの事故前の放出量は年間数兆ベクレルで、流出した可能性のあるトリチウムはこの10~20倍程度に相当する。東電は専門家の意見も踏まえ流出総量を試算。原発周辺海域での魚介類への影響調査を始める。
こうした汚染水をためているのが地上タンクだ。構内には約930基の地上タンクに34万トンの高濃度汚染水が保管されている。
うち約300基は鋼板をボルトでつなぎ合わせた簡易な「フランジ式」。8月19日に推定約300トンの漏洩があったのもこの型だ。
東電は8月31日に、このタンク周辺から毎時1800ミリシーベルトの高い放射線量を観測したと発表。これは直接、皮膚に浴びるとやけどを負う放射線量だという。
タンクの信頼性が崩壊したことで、多核種除去装置(ALPS)の活用や、地下水の流入を阻止し汚染される前に井戸でくみ上げ海洋放出することが抜本的な解決策となる。しかし、3系統あるALPSはトラブルが相次ぎすべて停止中。タンクからの漏洩場所は井戸の近くで海洋放出も漁業関係者の理解を得るのは難しい状況となっている。
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