唎酒の会 出品酒
二〇一八年六月例会 酒塾唎酒出品酒 6/24
A、出羽桜 純米大吟醸酒 雪女神 四割八分 720ml 1600円
山形県天童市 出羽桜酒造株式会社
酒造米:雪女神 精米歩合:48%精米 アルコール度数:16%
B、うぐいすの囀り 生原酒 720ml 1350円
山梨県南巨摩郡 株式会社萬屋醸造店 春鶯囀(しゅんのうてん)の銘柄が有名
精米歩合:60% アルコール度:17.5% 軽快さを追求している。
C、弥栄鶴 夏蔵舞 720ml 1220円 季節商品、夏の酒
京都府京丹後市 竹野酒造有限会社
京都府の日本海側に位置する丹後半島。
天橋立が有名なこの地は米どころでもあり、この小さな半島の部分だけで9件の酒蔵が存在しています。
D、紀伊国屋文座門 純米酒 720ml 1200円
和歌山県海南市 中野BC株式会社
酒造米 山田錦、出羽燦燦 精米歩合 麹米58% 掛米65% アルコール分18度
その旨さ…半端ないって!!限定の日本酒をあえて夏に瓶詰した酒蔵の思惑とは?!
E、三千盛(みちざかり) 本醸造 720ml 980円
岐阜県多治見市笠原町 株式会社 三千盛
精米歩合:55% 日本酒度:+16、アルコール度数:15%
三千盛は、「超からくちの酒」でありながら、癖がなくすっきりとキレのある味わいの日本酒で、食事と一緒に味わっていただきたいお酒です。
昭和30年代のはじめに、濃い甘口のお酒が主流であった中で、創業から引き継がれた製法を守りつつ、時代に合わせた味作りへの努力を続け、精米歩合50%・日本酒度+10の特別な超からくちのお酒「三千盛」が誕生しました。
酒塾のしをり 第二七号
今回も、夏の日本酒です。山形を代表する名酒といえば、出羽桜の酒でした。その後、山形県には続々と名酒が生まれました。その中で有名になったお酒が「十四代」でした。1980年代の終わりごろから90年代にかけてであったでしようか。その頃の日本酒ブームの頂点を極めた酒が「出羽桜」「十四代」だったでしようか。その頃、知る人ぞ知る。名酒の誉れ高いお酒が「春鶯囀」でした。
夏、飲んでおいしいお酒は軽快な辛口のお酒のようです。今世間では、甘口のお酒が好まれているようですが、お酒の味がわかる我々にとっては、軽快、辛口の酒といえば、岐阜の「三千盛」でしよう。日本酒度+16の超辛口のお酒こそ夏の酒にはふさわしいと思いますが、いかがでしよう。
「弥栄鶴」京都丹後のお酒です。有限会社で頑張っている蔵のようです。有限会社には信用があります。私は初めてのお酒ですが、きっと心のこもったお酒なのではないかと思います。舌の上で転がし、酒の味を心行くまで味わってほしいと思います。京都の伝統が色濃く残っている蔵が醸した酒とは、どんなものなのかを知ってほしいと思います。和歌山の酒を楽しむのは酒塾では初めてだと思います。