広島 000 010 000 1
阪神 000 000 000 0
勝利投手:床田9勝5敗
敗戦投手:村上3勝7敗
セーブ:栗林3敗25S
先発の床田は、初回に安打とセーフティーバントで無死1,2塁のピンチを招くも、森下を右飛、佐藤輝を三振、大山を二邪飛に打ち取って無失点で凌ぐと、2回から6回までを散発2安打に抑えて、2塁さえ踏ませませんでした。
打線は、4回まで1安打に抑えられていましたが、5回に連打と敵失で無死満塁の好機を作り、シャイナーの遊ゴロの間に1点を挙げ、なおも1死1,3塁の追加点機でしたが、床田の一ゴロで三走の坂倉が挟殺プレーでアウトになってしまい、追加点を奪えませんでした。
6回から9回までは毎回のように走者を出すも、後続が続かず、好機を拡大できませんでした。
床田は、7回に3連打で無死満塁のピンチを迎えるも、坂本を併殺、木浪を中飛に打ち取って無失点で凌ぎ、7回を投げて7安打6奪三振無四球無失点の好投でした。
8回はハーンが三者凡退に抑えると、9回は栗林が上本の好守もあり三者凡退に抑え、完封リレーを完成させて、阪神に競り勝ち、チームは連勝で首位に浮上しました。
床田は、ここ数試合序盤に失点するケースが続いていましたが、今日は初回の無死1,2塁のピンチを無失点で切り抜けると、2回以降は全く危なげない投球を披露しました。
阪神の先発は村上であり、先制点が試合の行方を大きく左右することが予想された試合で、初回のピンチを踏ん張って無失点で凌いだことは、試合の流れを阪神に渡さなかったという点で大きな価値があり、本人もホッとしたのではないでしょうか。
7回の無死満塁もギアを一段上げて、坂本を理想通りの遊ゴロ併殺に抑えるなど、味方が苦心して奪った1点を必死に守り抜いた投球は見事でした。
床田は、少し状態を落としているようでしたが、前半戦最終登板を良い形で締めることができ、さらにリーグ単独トップとなる9勝目を挙げることができたので、後半戦に向けて弾みを付けられたと思います。
後半戦も今日のような投球で、チームを勝利に導いてほしいですね。そして初の最多勝を狙ってほしいですね。