広島 010 010 001 3
阪神 006 006 00X 12
勝利投手:西勇4勝3敗
敗戦投手:九里4勝6敗
本塁打:[阪神]大山7号
打線は2回に連打で1死1,3塁として、矢野の適時内野安打で先制点を挙げるも、先発の九里は、初回と2回は先頭打者に四球を与えながらも、後続を断って無失点におさえましたが、3回に2塁打と四球で1死1,2塁のピンチを招くと、中野の適時打で同点に追いつかれ、2死後に佐藤輝、大山、前川、木浪に4連続適時打を浴びて降板となりました。
代わった河野も梅野に適時打を浴びてしまい、九里は2回2/3を投げて6安打3四球6失点でした。
4回は河野が続投して1安打無失点に抑えると、5回はコルニエルがこの試合始めて三者凡退に抑えましたが、6回に登板した矢崎が死球と安打などで1死1,3塁のピンチを招き、近本の適時打で1点を失い、さらに安打で1死満塁とされて、森下の2点適時2塁打、佐藤輝の犠飛、大山の2点本塁打で6点を失って、試合が決しました。
7回は長谷部がプロ初登板を果たし、1回を無安打1四球無失点に抑えると、8回は黒原が三者凡退に抑えました。
打線は、4回に2塁打などで1死3塁とするも、石原が右飛、矢野は一ゴロに倒れて無得点に終わりましたが、5回に1死1塁から秋山が適時2塁打を放って1点を返しました。
続く6回にも2死後に連打で2死1,2塁としながら、代打堂林が三振に倒れてしまいました。
9回に安打と敵失で1死1,3塁として、大盛が適時2塁打を放って1点を返し、さらに四球で1死満塁と攻め立てましたが、中村貴が併殺に倒れて、阪神に大敗を喫して、チームの連勝は3で止まり、43勝37敗4分の2位で前半戦を終了しました。
九里は、雨天中止により登板間隔が空いていたこともあり、本調子ではなく、立ち直る前に阪神打線に捕まり、序盤で試合の大勢が決してしまいました。
打線が2回に1死1,3塁からエンドランを仕掛けると、矢野の当たりが適時内野安打となり、幸先良く先制点を挙げて、試合の流れを掴んだかと思われましたが、九里は、立ち上がりから制球に苦しみながらも、2回までは無失点に抑えるも、3回に4連打を含む6安打を浴びてKOされてしまいました。
無死2塁で西勇の犠打を失敗させたところまでは良かったですが、続く近本に与えた四球が痛かったです。ここで踏ん張って抑えていれば、無失点で切り抜けて、九里自身も立ち直るきっかけになっていたように思われるだけに、この四球はもったいなかったです。
九里本人も悔しい登板になったと思います。後半戦に向けてしっかりと調整して、4柱の一人として白星が先行するような投球を見せてほしいですね。