能見を攻略できず連勝止まる

阪神 011 300 300 8
広島 000 000 020 2
勝利投手：能見8勝9敗
敗戦投手：中村恭1敗
本塁打：[阪神]マートン6号
　　　　　[広島]會澤6号

　今季初先発の中村恭は、２回１死からマートンに本塁打を浴びて先制を許すと、３回には２死からロサリオの落球と四球で１，２塁としてしまい、ゴメスに適時打を浴びて追加点を奪われました。
　更に３回には新井、江越、鶴岡の３連続２塁打で２点を奪われ、犠打で１死３塁となったところで降板となりました。
　
　代わった飯田は、四球で１，３塁として、大和の遊ゴロの間に１点を奪われて、リードを５点に広げられてしまいました。
　飯田は、５回に無死１，２塁のピンチを招くも、後続を断って無失点で切り抜けると、６回も無失点に抑えました。

　しかし、７回から登板した永川は、連打で無死１，３塁とされると、新井のニゴロのか間に１点、更に安打と四球で２死満塁としてしまい、鳥谷に２点適時打を浴びて、この回３点を失って、試合が決まってしまいました。

　打線は、能見に対して初回に１死から丸が２塁打を放つも、ロサリオと新井が抑えられて無得点に終わると、２回から５回までパーフェクトに抑えられました。
　６回に四球と暴投で１死２塁のチャンスを貰いましたが、菊池と丸が倒れてしまい得点を挙げられませんでした。
　７回に先頭のロサリオが久々の安打を放つも後続が続かず、走者を２塁に進めることさえできませんでした。
　ようやく８回に無死１塁から會澤が２点本塁打を放って反撃をするも遅く、９回に歳内から２死１，２塁としましたが、田中がニゴロに倒れて試合終了となり、零封負けを免れるので精一杯でした。


　昨日は、序盤から劣勢の中、終盤に逆転する見事な試合で、これをきっかけにチームに勢いが付くかと思われましたが、今日は打線が苦手能見に沈黙し、守っても拙守で中村恭の足を引っ張りました。
　特に最近目につくのがロサリオとグスマンの守備ですね。今日も２人が落球しており、ロサリオは失点に直結する痛すぎる失策となりました。
　２人拙守については、目をつぶるのは分かっていたことですが、これはどちらか一人が守備に就くことを想定しており、２人が同時に守備に就くことは考えていなかったと思います。
　２人が同時に守備に就くことで、中堅以外の外野への当たりが安打や失策となり足を引っ張ることは、投手にとってかなり大きなハンデとなります。
　しかし、２人の打撃がチームの勝利に繋がっているのも事実なので、今の打線から外すことも難しいですね。
　２人には守備でのマイナスを差し引いても、プラスになるくらいの打撃で投手を援護してもらうしかありませんね。　
　

ロサリオ逆転２ランで連敗止める

広島 001 011 020 5
DeNA 001 003 000 4
勝利投手:一岡1勝4敗
敗戦投手:平田1敗
セーブ:中崎5敗15S
本塁打:[広島]ロサリオ2号
　　　　[DeNA]梶谷7号


　打線が繋がりを欠いた試合が続いており、今日は２番丸、３番ロサリオを起用して臨みました。
　モスコーソに対して２回まで走者を出しながらも無得点に抑えられていたましたが、３回に無死１塁から丸が適時２塁打を放って待望の先制点を挙げました。
　しかし、その後の１死３塁では新井が三振して、３走丸が飛び出して併殺になってしまいました。

　先発福井は２回まで１安打無失点に抑えていましたが、３回に先頭への四球から１死２塁とされ、モスコーソに適時打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。
　
　それでも今日は打線が奮起して、５回に２塁打と犠打で１死３塁とすると、菊池の犠飛で勝ち越しに成功しました。
　続く６回にも安打と盗塁などで２死３塁とすると、モスコーソの暴投で１点を追加してリードを２点に広げました。

　４回と５回は無安打に抑えていた福井でしたが、６回に先頭への四球と安打で無死１，３塁とされると、梶谷に３点本塁打を浴びて逆転を許してしまい、この回限りでマウンドを降りました。

　７回からは一岡が登板し三者凡退に抑えると、８回に３番手平田から無死２塁として、ロサリオが２点本塁打を放って逆転に成功しました。

　８回は大瀬良が1安打を浴びるも併殺に抑えて3人で片づけると、9回は中崎が三者凡退に抑えて、苦手とするDeNAに逆転勝ちして4位に浮上しました。


　福井は6回を4安打に抑えながら、梶谷に痛恨の本塁打を浴びて4失点で白星は成りませんでした。数字だけ見れば上々の投球ですが、3回と6回の失点は、共に先頭打者への四球がきっかけとなっており、防いでほしい失点でした。
　特に3回は味方が先制した直後で絶対に抑えたい場面でありながら、四球で走者を出して、投手に適時打を浴びてしまいました。この失点は反省してほしいですね。
　安定感は抜群に良くなっているので、余計な四球さえ減らせば、もっと白星は伸びてくるはずです。次回こそは白星を手にできるはずです。

　打線は、2番丸と3番ロサリオが見事にはまりました。丸は3回に先制2塁打を放ち、8回には先頭打者で2塁打を放ち、ロサリオの逆転本塁打を呼び込ました。
　丸は3安打を放ち、昨日までの不振がウソのようでした。ここまでなかなか調子が上がりませんでしたが、今日の3安打をきっかけに調子を上げてほしいですね。
　またロサリオは、外国人枠の関係で1軍での出番が回ってきませんでしたが、シアーホルツの体調不良によるチャンスで見事に1発で結果を出しました。
　腐らずに2軍でしっかりとチャンスを待っていたロサリオは素晴らしいですね。これからもロサリオの懸命なプレーはチームに力を与えてくれるはずです。もしかしたら、ロサリオが救世主になるかもしれないですね。

10安打１得点の拙攻で連敗

広島 000 100 000 1
DeNA 100 010 00X 2
勝利投手：高崎2勝1敗
敗戦投手：ジョンソン8勝5敗
セーブ：山崎康2勝2敗25S


　ジョンソンは、初回に２死から２塁打と四球で１，２塁とされると、ロペスに適時打を浴びて先制点を奪われました。
　２回の２死１，２塁は白崎を三ゴロに打ち取り、３回の２死２塁は宮崎を三ゴロに抑えて無失点で凌ぎました。

　打線は２回に１死１塁から田中が盗塁死した後に梵が安打を放ち、３回には無死１塁で併殺の後に野間が３塁打を放つも、丸が三振に倒れて無得点と、今日も繋がりの悪い攻撃となりました。
　４回に連続長短打で無死１，３塁として、田中が適時打を放って同点に追い付き、更に犠打で１死２，３塁の勝ち越し機を作りましたが、石原がスクイズ失敗で併殺となり、追加点を奪うことができませんでした。
　続く５回の２死３塁も丸が三振に倒れて、またも勝ち越し点を奪うことができませんでした。

　２回以降は粘っていたジョンソンでしたが、５回に１死２塁から梶谷に適時打を浴びて勝ち越し点を奪われてしまいました。
　６回は三者凡退に抑えて６回を７安打２失点に抑えながらも、味方の援護が無く９勝目はなりませんでした。

　７回からはヒースが登板し、２イニングを完ぺきに抑える好リリーフを見せるも、打線が応えられず、６回に２番手須田から無死１塁とするも２死後に田中が併殺、７回２死２塁では菊池が二飛に打ち取られて、チャンスであと１本が出ませんでした。
　９回は山崎康から四球で無死１塁とチャンスを貰いましたが、田中が犠打失敗して送れず、梵の安打で１，２塁とするも、會澤が三振、代打小窪がニゴロに倒れて、最後まで打線が繋がらず、DeNAに惜敗を喫して、２連敗で５位に転落してしまいました。


　打線が今日も繋がりを欠き、DeNAを上回る１０安打を放ちながらも得点は１点のみでした。更に併殺は３個、犠打失敗にスクイズが併殺になるなどミスも重なってしまっては、得点に繋がらないのも当たり前かもしれません。

　一番痛かったのは４回のスクイズ失敗でしょう。３回まで拙攻続きでしたが、３連続長短打で一気に同点に追いつき、更に１死２，３塁の勝ち越し機で、まさかのスクイズが併殺にとなって、逆転への勢いが一気に萎んでしまいました。これが５回の決勝点献上に繋がったのは間違いありません。
　スクイズが失敗するのは仕方ない部分もありますが、併殺になってはいけません。責めて本塁でのアウトだけなら、まだ望みは繋がっただけに、最悪の結果となってしまいました。
　やはり昨日と同じですが、野間の２番起用は疑問を感じますね。野間の状態が良いので上位で起用したいという緒方監督の考えも理解できますが、タイプ的に２番ではないと思うので、野間にあった打順で起用した方が良いと思います。