推敲 09・2~3 2009-07-28 09:24:10 | Weblog 枯れ広野 孤独立つ影メモ一つ 楽土暮れ帰る鳥らの透ける羽根 風切ってショーウィンドーを姿見に 呟きが5・7・5を繰り返し放て鳩 蔓草の枯れたそばからフェンス錆び 切り取ってビルの冷たさ青い空 燐粉の都市に舞降り照る道路 集中の理性・感性 卵立家 うつむいて氷雨降る朝 木に聞いて 熾火あり心の襞に雨強し 雨霰 問うべき空に手をかざし 風強き空と一体この街は 空の街 地の街の境にこの大空 雨上がり電飾のにじみ地に漏れて 白連の咲き出る声に聴ダルマ