水晶の迷宮にとらわれている
冷んやりと冷たい冷気が降りて
膝からしたには靄がたち
吸う息が透明だ
エジプトの神殿の列柱のように
水晶体が一直線に並び
鏡の間に入ったような
光の乱反射に目が眩む
あくまで冷ややかに
水晶宮の廊下のしたには
大陸の海岸線が靄の中から見え隠れ
高度一万メートルの空中宮殿は
生きている
触れると指先から血がしたたりそうな
鋭利で透明なナイフのような
水晶宮の調度品
鉄琴を叩いているような音楽
透明の空中神殿の
我が水晶宮
冷んやりと冷たい冷気が降りて
膝からしたには靄がたち
吸う息が透明だ
エジプトの神殿の列柱のように
水晶体が一直線に並び
鏡の間に入ったような
光の乱反射に目が眩む
あくまで冷ややかに
水晶宮の廊下のしたには
大陸の海岸線が靄の中から見え隠れ
高度一万メートルの空中宮殿は
生きている
触れると指先から血がしたたりそうな
鋭利で透明なナイフのような
水晶宮の調度品
鉄琴を叩いているような音楽
透明の空中神殿の
我が水晶宮